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亡くなってからも親孝行が出来る/仏教 写真

親孝行というと生きているうちに

するものだと思います。確かにそうなのですが

自分の親が亡くなっていても

親孝行が出来ると言うのです。


残された子孫がこの世で人の幸せの為に自分を

捧げ善業を積み続けていく姿を見てあの世で

うちの子は娑婆でこんな事してるんですよと

回りに自慢しているそうです。


人は亡くなれば体が無くなるので

魂だけが残ります。

ですので善業を積もうとしても出来ませんし

自分が道理から外れた生き方をしてきた事を

とても後悔するそうです。

なので人に謝りたくても謝れず

あの世で自分のしてきた悪業に悩まされ

苦しむのです。


だから残った子孫が人の為に生きて幸せになり

先祖の代わりに功徳(他を幸福する行為によって得られる幸せ)を積んでいくと

先祖にその功徳が届くと言います。


それを回向と言いますが

そうして先祖に追善供養する事で

ご両親が亡くなっても親孝行になるといいます。

そして自分が人の為にした善業は必ず向かって

回ってくるのです。


亡くなればそうした目に見えぬ美しい行為と

言いましょうか

人のために尽くす行為から生まれる功徳しか

あの世に持っていけません。

それを大体の人は亡くなってから気づくのです。



先祖は木で言えば根です。

根に水を与え幹が育ち枝葉になり花が咲きます。

人間も先祖に功徳を積み回向し

自分や子供や孫に善の栄養を与えていく

それによって日々の生活が幸せになります。


先ずは家庭の根である先祖を大切にしていくと

親孝行にもなり自分の心も体も日々清々しく

送れると思います。


皆様が幸せにそして優しい心を取り戻すまで
願わせていただきます。







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