何になったかではなく、何に打ち込んだか
先日、NHKのドキュメント72時間という番組を見ました。
その番組では、武蔵野美術大学という美大の、学園祭までの3日間(72時間)の様子を撮影する、という事をやっていて、美大生の生活や将来の話を聞きながら撮影していました。
今日は、私がその番組を見ていて特に印象に残った事について、記事を書いてみました。
誰にでもあった学生時代
まず一番に感じた事は、
「何だか自分の学生生活を振り返っているようで、懐かしい。」
という事でした。
私は医療系の大学だったので、美大生の生活は全く想像が出来ませんでした。
ですが、番組を見ていると、
その場に偶然集まった仲間と協力して、何かを成し遂げる
という事は、どの学校でも共通なのかも?と感じました。
私の場合、実技試験前の実技練習、国家試験前のゼミ室での勉強など、仲間と取り組んだ思い出は、卒業から数年経った今でも全く色褪せず記憶に残っています。
番組では、学園祭に向けて、美大生たちが素人では思いつかないような壮大な作品を作っていました。
する事は違えど、仲間と協力して何かに取り組む、という事って、学生時代の特権だなあと。
社会人になると、周りの人と協力して仕事を進めていく事になります。
それが毎日のように当たり前の作業で、時には苦手な人とも関わらないといけないので、チームワークといっても、気の進まない事も多くあります。
同じチームワークでも、学生時代のチームワークって、本当にその時にしか味わえない一生の思い出になりますよね。
そんな事を、番組を見ながらしみじみ感じていました。
何にったかではなく、その期間何に打ち込んでいたか
医療職を続けていると、自分のキャリアプランというものを考える機会が多くあります。
資格を持っているがゆえの悩みでもあると思うのですが、
「この仕事を定年まで続けていきたい。20代はこんな分野で、30代はこんな職場で、最終的にこんな役職をやっていたい。」
こんな風に、漠然とでも、自身のキャリアプランについて考え、自分の考える「最高の自分」に向かって、キャリアを磨いている方も少なくありません。
女性だと、結婚や出産など、ライフイベントによってもキャリアプランの変更を迫られる人も多いですよね。
番組で、ある大学院生の方が、こんな事を言っていました。
「最終的に何になったかではなく、この期間どんなことに打ち込んでいたか。芸術家になった、という結果も良いけど、私は一定の期間自分がどんな事に打ち込んでいたかの方が大切だと思う。」
うろ覚えですが、こういった内容の事を言っていたと思います。
この発言に、雷に打たれたかのような衝撃を受けました(笑)
何になるかより、何に打ち込んでいたかが大切。
本当にその通りだと感じたからです。
私たちは、小さな時から
「将来何になりたい?」
高校生になったら
「大学には行くのか?」
といった、「あなたは将来何者になりたいの?」といった類の質問を受ける事が多くあります。
その為、若いうちから「大学を卒業したら○○になる!」と、具体的な人生プランを考えている人も多いです。
仕事にしても、転職にしても、結果が重視される世の中です。
それにはメリットもありますが、自分の人生に関しても結果だけを追い求める、それは少し寂しい気もします。
また、この大学院生が言った事は、人とコミュニケーションをとるうえでも大切な事だと思います。
相手を知るには、職種や資格などの肩書という結果だけでは無く、どんな時期にどんな事に打ち込んでいたか。
相手の人生の過程を知る事で、相手の事を深く理解出来ると思います。
番組に出ていた大学院生の一言が、日常生活で忘れかけていた大切な事を、思い出させてくれました(^-^)
終わりに
今日は、先日見たテレビ番組の内容を基に、「何になったかではなく、何に打ち込んだか。」というテーマで記事を書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!
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