父は大好きな海に還っていった。
昨日は父の3回忌。
といってもお寺に行くわけでもなく、お坊さんのお経を聞くわけでもない。
それはたった一つの遺言から。
「墓はいらない、骨は海に撒いて欲しい」
(下記も参照くださればと思います)
やっと叶えることができた。
行く先は日本三景の松島湾。
親父と一緒に新幹線に乗って仙台まで。
といっても、遺影を無地の黒いトートバッグに入れただけね。
新幹線では親父が大好きだった一番搾りで乾杯。
仙台駅から仙石線に乗り換え本塩釜駅へ。
ランチはまぐろ専門店で。
(行列する人気店だった。美味しかった!)
生ビールでもう一度乾杯っ。
12時半にマリンゲート塩釜へ。
観光船の席に案内される。
あぁ〜
なんかもう親父と本当のお別れなんだな。
やっぱり寂しくなる。
感謝だってもちろんある。
ただ、やっぱり迷惑かけちゃったなとか、話したいこといっぱいあったろうにまともに聞かないで冷たい態度しちゃって申し訳なかった。
とか。。。
楽しかった思い出だって、そりゃあるんだけど、、
なんでだろう?
お詫びとか反省の気持ちしか出てこない。
そんな思いを繰り返してたってどうにもならないのにな。
いざ散骨する時は風が強くて説明が聞こえず、これで良いのか?大丈夫なのか??と、作法的なことが気になってしまい全く感情的にならなかった。😂
せっかく彩りある綺麗なお花やブーケを用意していたのに。
だけど、遺影を海に向けて、ぼんやりと船内から島々とカモメを眺めながら波にゆられている時は息子として最後に親父の思いを叶えられて良かったなぁ。
と、ほっとした。
そうなんだよ。
親父は大好きだった海に、それも故郷の東北の海に還っていったんだと。
帰りは居酒屋新幹線。
雪の松島大吟醸に笹かま。
親父への思いを深めることが出来た良い一日でした。
そして今日は命日。
今夜はもう一杯、ゆっくり美味しいお酒を飲みましょう。
どうもありがとう。
長い間本当にお疲れ様でした。
乾杯!
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