置き手紙

自分が思っていること全てを忘れてしまいそうで怖いのでここに置き手紙のように残す。

ひどく気分が悪い。体調が悪いというよりも吐き気がする。この感覚はおおよそ1、2ヶ月程ずっとだ。自分のステータスの様なものが下がっていく。社交性、柔軟性、積極性。原因は分からない。ただひたすらに気分が悪い日が続く。自分らにとって生きることと死ぬ事に違いがあるのかを考える。そこには大差なんて無いものだという結論に至る。どちらも私にとっては苦しいもので、生きるにはハードルが高すぎるし死ぬにはリスクが高すぎる。何かを得るためにはそれと等しいものを捨てねばならず、その覚悟が出来ないならさっさとやめちまえばいい。

「ひどくぼんやりとした不安 」という言葉を遺し芥川龍之介亡くなったけれど、彼には何が見えていたのだろう。彼から何が取り上げられてしまったのだろう。私には分からないけれどそんなことを考えている内に気は滅入るし夜は更ける。

こんなことをしていてもきっと誰かは許してくれる。大丈夫、大丈夫、大丈夫。

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