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【日常】モンスターペアレント…?

よく友だちと仕事の話をしていると、

「モンスターペアレントとかいる?」

って聞かれる。

わたしは
「いや〜うちの園はそんなことないと思うよー!」

って答えてる。

だけど、
モンスターペアレントってゆうのは

誰でも成り得るのかもしれないなあ

と、昨日の職場の人たちとの飲みで感じた。


例えば

ある作品に関して、

「うちの子が作り直したいって言ってるから作り直して欲しい」

親が子どもの作品に不満を感じていて、作り直しをさせたい。

延期になった行事に関して、

「延期になった時に自分の子どもが出れなくなるかもしれないから延期はやめてほしい」

自分の子どもしか見ていない。自分自身の都合しか考えられない。

子ども同士のトラブルに関して、

「うちの子がほしいって言ってるおもちゃの部品を貸してもらえなかったみたいなので、ちゃんと相手の子に言ってほしい。(ただし相手の子が使っていたことも親は知っている)」

=人との関わりを学ぶチャンスを奪えと言っているようなもの。


こわくないですか?

つい
やってしまいそうじゃないですか?

我が子のことを大切に思うがあまり、
やり過ぎてしまう大人の行動かなと思います。

ではなぜやり過ぎが良くないのか?

昨日聞いた

「自分のものさし」の話

が、おもしろかったので紹介します。

人はそれぞれ
自分のものさしを持っているといいます。

小さいうちはまだ短いけれど、
その短さ分のレベルの努力をしようとする。
それを達成した時、
それが自分の満足感や自信につながるんだそう。

そしてそのものさしは
歳を重ねていくうちに伸びていき、
自分のできる幅も広がるんだって。

たとえば、
玉ねぎをみじん切りにする
という動作。

小学1年生の頃は、
みじん切りとは言えないほどの
粗くて大きな玉ねぎ。
それでも
自分で「切る」
自分で切ったものを「食べる」という
達成感を本人なりに感じることができる。

でも2年生になって、
もう少し細かく切れるようになった。

3年生になると、
全部自分の力で切れるようになった。

そうやって人は
できるようになっていく自分に
自信を感じることができるようになる。

だけど、
小さい頃から親が完璧ばかりを求め、
手をかけ過ぎてしまった場合。

小学1年生。
自分が切ったはずの粗々しい玉ねぎが
いつのまにかすごく綺麗なみじん切りになって
目の前に出てくる。
(親の直しが入る)

2年生。
例①できなくてもお母さんがなんとかしてくれる。
例②やってもどうせ直される→意欲低下
例③自分のやったものはだめなんだ

3年生…ある程度、技術的にはできるようになるのではないでしょうか。
ただ、おそらくその経験は心の育ちにはつながっていかないことは懸念されます。

誰のための完璧なのか、
誰にとっての完璧なのか。

保育や子育てにおいて
大人が主体になってしまうことは
モンスターに足を一歩踏み入れてしまっている
状態と言えるかもしれないですね。

そうならないように、
やってあげたい気持ちを

ぐっ!

と、こらえることが、
子どもの育ちを支えることになるんだと
私自身も学んだ話でした。


2019.1.25.スーパー保育士Megu

#保育士 #保育 #教育 #子育て #モンスターペアレント #モンペ予備軍 #ものさしの話


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