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子どもの寝息は瞑想のリズム

さきほど、1歳の下の子どもの寝かしつけが終わったところ。

静かにしていると思ったら暗闇のなかでふと目が合う。また安心して目を閉じる。くるっと寝返り。お気に入りの毛布のタグをチュパチュパしゃぶっていたと思ったら、いつの間にか静かに寝息を立てている。後ろから見えるほっぺの輪郭がたまらなくかわいい。

子どもができて家族で過ごす時間が増え、仕事と家族とのバランスや優先順位の考え方が随分と変わった。でもそこからまた時間がたって、いま上の子が5歳、下の子が1歳なのだけれど、ようやく卒乳して少し家のオペレーションも落ち着き、自分が何をしたいのか、家族とどう生きていきたいのかをあらためて考えたりしている。

答えがある問いでもないのでふとした時に日々考えている感じ。でも、寝かしつけの最中に聞こえてきた子どもの寝息の穏やかなリズムを聞いていたら、そうしたぐるぐるとした思考がゆるやかに整理されていくような気持ちになった。

上の子が生まれた時はとにかく毎日きちんと生きているかが心配で、1歳半くらいになるまで、毎晩寝かしつけた後も定期的に寝息を確認していた。大丈夫だろうと思っていても、なんだかそうせずにはいられなかった。でも2人目は驚くほど気が楽というか、ベビーアラームも使わなければそこまで神経質に生きてるかチェックはせずにここまで来ている。だから、赤ちゃんの寝息で気持ちが穏やかになる、というのは、もしかしたら2人目ベビーくらいからの気持ちの余裕がなせる技かもしれない。

スー ・・・ スー ・・・

ひと息ごとに、大事なもの以外が頭の中からゆっくりはがれ落ちていくような感じ。そう、自分が大事だと思うこと、意味があると思うことだけでいいよ。でも背伸びも必要なくて、いま目の前で静かに寝ている、小さな君と僕だけで、もう素晴らしいことだね。上の子が気に入ってアレクサに何度もお願いしてかけていた「私は最強」がリフレインしてくる笑。そう、私は最強。いい歌だね。

そんな思考の合間、なんだかぎゅーっと胸の中が温かく満たされていくような気がした。


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