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ボンバーマンワールドをレビュー


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どれも話は繋がっていないし、ゲームスタイルもかなり違うが、過去にレビューしたボンバーマンシリーズ。


○ゲーム情報

  • ゲームハード PS(アーカイブスは未配信)

  • 値段 6380円

  • ジャンル アクション

○ゲームの登場人物

 ゲーム本編

  • 白ボン 今作の主人公。モリモリスターで怪しい光を見つけて、今回の戦いが始まる。本編では白ボンしか登場しない

  • アースボンバー 最初に戦う、頭にダンゴムシのような被り物をしているダークフォースボンバー。ダンゴムシのように体を丸めて突進してきて、爆弾も誘爆させる。切り札として、トレントという木の怪物を従えている

  • サイクロンボンバー 毎度お馴染みの敵の女幹部。風を操る攻撃が得意で、竜巻攻撃を出し、爆弾を跳ね飛ばしてしまう。切り札として、バッサリーというなんでも切り刻む、扇風機を持っている。

  • ファイアーボンバー 他のダークフォースボンバーに比べると一回り大きい。四方に炎を出したり、火柱で攻撃してくる。切り札として、ガンゴロンという岩の怪物を従えている

  •  アクアボンバー スキューバのような魚人型のダークフォースボンバー。渦巻き攻撃をしてくる。切り札としてイカリンガーというイカの怪物を従えている

  • バグラー ミリアン王女にも登場したボンバーマンの永遠のライバル。今回は先人たちにブルークリスタルに封印されていたダークフォースボンバーを解放してしまった。切り札も持っているが・・・

バトルモード

  •  ボンバーマン 在り来りの普通ボンバーマン。相手を見つけると爆弾を置く。プレイヤーで体色が変わり、1Pが白、2Pが黒、3Pが赤、4Pが青、5P緑となっている。

  • ボンバー忍者 爆弾投げを多用して、相手の技を封じることが出来る

  • ボンバー商人 アイテムを集めることに特化している

  • ボンバーモンク 派手に攻撃し、蹴りを得意とする武闘派ボンバーマン

  • ボンバーウィッチ 自分からドクロを取ったり不利益な行動をしたり、とにかく行動が読めない魔女ボンバー

  • ボンバービショップ 画面を彷徨くなど行動が読みにくいが、ウィッチと違い、自分からドクロを取ったりなど変な行動はしない

  • ボンバーフェアリー 普段は目立たないが、ピンチになると・・・

  • みそボン 先にやられると画面端にいるボンバーマン。画面端から爆弾を投げることは可能だが、画面端から出ることは出来ない。設定で消すことも出来たり、みそボンてわ相手を倒すと入れ替わりに復帰することも可能。

○ゲームの流れ

 ゲーム本編

一応アクションゲームという位置づけだが、64のように自由に動くアクションゲームではなく、SFCのボンバーマンのように正方形のフロアにブロックが規則的に並べられており、ボムを置くと十字に広がるシステムなので、64のボンバーマンとは操作感は全く異なる。SFC(実機がないため、未プレイなのは申し訳ない)と違い、斜め視点なっている。
ライフは存在せず、ハートを持ってない限りはボムの爆風に当たる、敵に当たる、敵の攻撃に当たる、ギミックに当たる、制限時間を過ぎると一発でミス扱いになり、残機が減り、殆どのアイテムの効果がなくなってしまう。残機が無くなるとゲームオーバーで、コンティニューもでき、セーブやゲームの再開に必要なパスワードも見れる。
再開した際はアイテムは全てなくなってしまう。
残機を増やすには通常ステージで点数が一定数を超える、1upを取ると残機が増える。

  • 通常ステージ 1つの星に3つあり、2層構造のステージで、雑魚敵を倒しながらパワーアップアイテムを拾い、クリスタルを規定数集めるとゴールが開けて、次のステージに挑戦できる。何度も挑戦できる

  • ダークフォースボンバーステージ 1つの星に1つある。通常ステージが終わるとこのステージになる。ステージでダークフォースボンバーに何発か当てると倒せる。雑魚敵などは一切登場しない。倒すと乗り物が手に入り、ゴールが開いてステージクリア。倒すと再戦できない

  •  ボスステージ 星の最後にあるステージで、乗り物に乗りながら、ダークフォースボンバーの切り札の怪物と戦う。怪物に負けると乗り物無しで挑まなくてはならないので厳しい戦いになる。倒すと再戦はできない。

バトルモード

今作も爆同様にバトルモードが搭載されている。ぶっちゃけ、私はこちらの方が好きだった。
3人以上の場合は別売りのマルチタップが必要だが、必要だが、爆と違い、5人まで遊べる。
AIの強さを決めたり、どのくらい勝てば優勝になるか、1回の対戦の制限時間が1~5分までと無制限、サドンデスの設定、みそボンの有無、敗者復活、スパークボンバーの有無など細かく設定ができる。
本編同様に正方形のフロアにブロック規則的に並べられていて、SFCに近いゲーム性になっている。バトルロイヤルモード限定だが、ステージによっては階層があるステージもある。
マニアックモードはスタンダードというギミックのない、SFCでもお馴染みの緑とシルバーのステージのみとなっている。
スパークボンバーはバトルロイヤルモードのシングルマッチかマニアックモードの勝者が挑戦できるミニゲームで、何故か、イライラ棒に近い形になっている。
制限時間内に壁にぶつからないように落ちてるアイテムを拾いながら右に進む。ぶつかったり、タイムオーバーになってもそれまでに拾ったアイテムは取れるので、ペナルティは緩め。
ゴールするとハートが取れる。本編で保険になるアイテムのはず。
とある条件を満たすとバトルモードのステージが解禁になる。

チャレンジモードは未プレイです。ごめんなさい。

○個人的評価

評価は
S(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー B

  • グラフィック(当時基準) A

  • ゲームバランスや難易度 D

  • 操作性 C

  • 世界観 S

  • BGM A

  • ゲームの面白さ C

  • やり込み要素 D

  • 総合評価 C

  • 適正価格 1000円(クソゲーという訳では無いが、問題点も多いので)

○良い点

  • ボスステージのほんの1台詞くらいしかないのに、千葉繁、銀河万丈、速水奨、永井一郎と声優が超豪華。

  • 爆、ミリアンに比べるとボンバーマンの声が多く、可愛らしい。ゲームを開くと、開発源の「バイ!ハドソン!」とボンバーマンの元気な声も良い。

  • グラフィックはSFCは見る限りだが、SFCよりクオリティが格段に上がっている。ブロックの質感などがしっかり出ている

  • オープニングも当時のグラフィックとしてはクオリティが高い

  • BGMもボンバーマンの世界観に合っているものが多く、ミリアン王女よりかなり改善されている

  • 無駄なストーリー描写やムービーもなく、テンポの良い単純明快なストーリー

  • 世界観もミリアン王女と同じく、地、風、炎、水(氷)、機械とファンタジーRPGのような世界観と未来的な世界観が融合しており、爆よりも世界観がハッキリしている。爆は炎と水(氷)はハッキリしていたが、地と風がハッキリしておらず、砂漠ステージなどもなかった。ミリアン王女と違い、砂漠は風ステージにあり、ミリアン王女とも世界観の差別化が出来ている

  • アイテムを取ればの話だが、ボムキックやパンチなど多彩なアクションがある

  • 本編、バトルともにアイテム数が豊富

  • マルチタップが必要だが、バトルモードなら爆と違い、5人まで遊べるので、爆より盛り上がる

  • 設定で64以上に自由度の高いルール設定ができる

  • みそボンの敗者復活ができるよう設定すれば、64以上に波乱のバトルが期待できる

  •  バトルモードは爆とは違い、ボンバー商人、ボンバーモンク、ボンバーウィッチ、ボンバービショップとFFやドラクエを意識した個性豊かなボンバーマンが登場する

×悪い点

  • 本編、バトルモードと共に斜め視点で操作性に癖があり、爆風や敵を視認しにくい

  • その視認しにくさもあるが、ハートも確保しにくい、爆風や敵、敵の攻撃、ギミックと1発でも当たるとミス扱いになり、とにかく死にやすい鬼畜難易度。

  • 乗り物の操作感がイマイチ。終盤になると目立ってくる。

  • セーブができるのにゲームオーバになると謎のセーブパスワード。確かにボディハザなどはセーブがない、パスワード制だが、今作セーブできるのに意味あるのか。

  • 64から始めた人は爆やミリアン王女とは操作感がまるで異なるため、慣れるのがかなりキツい

  • ダークフォースボンバーの説明不足。ダークフォースボンバーが過去に何をしたか、彼らを封印した、先人たちは一体、何者なのか一切語られてない

  • ダークフォースボンバーの当たり判定が分かりにくい。明らかに当たってるのにチカチカしてるのが分からないので、ひたすら爆風を当てることになる。

  • 本編のやり込み要素がない。ラスボスを倒して、エンディングになれば、爆やミリアン王女と違い、黒幕も登場しないし、それ以上やることが無い。唯一のやり込み要素はバトルモードのステージ解放だけ

  • バトルモードのスパークボンバーは正直不要。勝者にアイテムを取れれば差が開くので、結局、勝ち続けてしまうことになる

  • バトルモードのボンバーマンに落差がありすぎる。ボンバーモンクや商人などは強い事が多いが、ボンバーウィッチはボムを飛ばすなどが出来れば最強なのに、有用な効果もないし、AIになると自らドクロを取ったりと自爆することも多いし、ビショップも1度だけ死なないなど有用な効果があれば、それも無いし、AIになれば、ただうろつくだけで何もしないことが多い。ウィッチとビショップは兎に角AIがバカすぎる。

  • バトルモードのバトルロイヤルモードの1部のステージは横に2層構造など複雑なステージだと横にダダ広いので、1人が右側に移ると他のプレイヤーが右側に移らない限りは見えなくなる。爆でも2層構造のステージはあったが、縦に2層構造なので、こういうことは起こらなかった。

 ○総評

SFCのボンバーマンが好きという人向けで、64が好きなボンバーマンファンには向かないので、完全に人を選ぶゲーム。
新システムにはあまり目を向けなかった保守的なゲーム。
豪華な声優陣、SFCからのグラフィックの改善、BGM、良くも悪くも無駄のないストーリーとキラリと光る部分も多いが、やはりSFCとは異なる質感を出すための斜め視点でゲーム難易度を上げているし、爆やミリアン王女にはあった、黒幕が居ないのも悲しいところ。
バトルモードもSFCに近く、白熱はするが、マップが広すぎて、視認しにくい、ボンバーマンに楽差が激しいなどの問題もある。
キラリと光る部分もあるので、クソゲーではないが、爆やミリアンに比べると個人的にはあまり面白くないと言える。

○次回予告

特打1をレビューする。久々のパソコンゲーム。


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