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チームビルディングコンサルタント
Gallup認定ストレングスコーチ
の徳山です。


近々、リニューアルを予定している
歯科医院の副院長と
お話をする機会がありました。
 
 
リニューアル時に
院長が引退されて
副院長に引き継がれる予定で
準備期間として
何年も現場に入られています。
 
 
その際、こんなお悩みを
お話してくれました。
 
 
リニューアルで心機一転ということで
今後、医院をより良くしていくために
スタッフからも意見やアイデアが欲しい。
 
それを聞くような場を
設けてはいるんだけど…
 
「何でもいいから意見はない?」
という感じで
どんな意見も受け入れる前提で
聞こうとするんだけど
中々意見が出てこないんです…
 
 
このようなお話でした。
 
「まだまだ関係性が悪いのかな…」
と落ち込まれているご様子でした。
 
 
皆様の中にも
部下から意見を聞き出そうと
ウェルカムな状態をつくるも
中々意見が出てこなくて
ガッカリされた経験が
あるかもしれません。
 
 
ただ、この話を聞いて
少しだけ疑問に思いました。
 
というのは
もしかしたら
問題は他にあるかもしれない
と思ったためです。
 
 
皆様は
意見を中々出せないときって
どんなときをイメージしますか?
 
 
私は大きく3つイメージしました。
 
➀発言しにくいと感じているとき
➁そもそも思いつかないとき
➂何を話したらいいかが分からないとき
 
の3つです。
 
 
副院長は➀の場合を
イメージされたんだと思います。
 
 
ただ、
普段のご様子を見ていて
関係性が悪いと思ったことは
ありません。
 
ですので、
➁や➂の可能性もあるのでは?
と思ったのです。
 
 
というのは、


そもそも議題によっては
人によって得意・不得意があったり
知らないこともあったりするので
どうしても思いつかない
ということもあるでしょう。
 
そんな場合であれば
意見を出すために必要な知識・情報
を得てもらう必要がありますね。
 
 
また、
「何でもいいから意見はない?」
と言われても
スタッフからすると
何を話したらいいか分からない
と感じる可能性がある
とも思いました。
 
私がスタッフだとすると
何を話したらいいかを
もう少し絞ってほしい
と思ったのです。
 
例えば
以下のように
テーマを絞った方が
話やすくなりませんか?
 
「何でもいいから意見はない?」
 ↓ 
「効率が悪いと思ったことは
 何ですか?」
 ↓ 
「この1週間で
 効率が悪いと思ったことは
 何ですか?」
 
下に行くほど
何について話したらいいか
方向性がはっきりすると思います。
 
 
意見が出てこないとなると
どうしても
組織の関係性の問題と感じ、
どうすればいいんだと
途方に暮れてしまいます。
 
 
ですが、
関係性の良し悪しだけに囚われず
人それぞれの知識量・情報量や
ちょっとした仕組みに
視点を移すと
 
工夫の可能性が
見えてきます。
 
 
工夫したた結果、
上手く回りだすと
結果として
組織の関係性も
良くなるのではないでしょうか?
 
 
目の前で起こった事象に囚われず
広い視点を持って
取り組んでいきたいですね。




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