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先日、
クライアントから
メールでご相談を受けました。
 
 
内容は
入社して日は浅いですが
若手の有望株として期待し、
クライアントが
指導係を任せているAさん
から受けた報告について。
 
 
要約しますと
 
 
指導係のAさんから
新入社員のBさんに意欲の無さ
を感じると報告があった。
 
先輩から与えられた課題を
中々進めず先延ばしにする様子
が気になるようだ。
 
Aさん的には
仕事を与えられたら
チャンスと考え
早々に取り掛かるのが
当たり前で、
 
能力の違いはもちろんあれど、
能力が足りなくても
もっと飛びついていく必要がある
スピーディーに進める必要がある
 
と思っているようだ。
 
Bさんに課題がありそうなんだけど
どうしていったらいいだろうか?
 
 
こんな感じでした。
 
 
皆様も従業員が
意欲的に取り組んでいる様子
が見えず、
もどかしい想いをした経験
があるのではないでしょうか?
 
 
ですが、
このメッセージをもらって
疑問に思ったのが
意欲の無さが問題なのか?
という点です。
 
 
皆様はどんな時に
意欲的に取り組めない
状態になりますか?
 
 
 
私の場合
仕事自体に興味が持てないとき
もありますが
 
➀期限がまだ先だから
 やる気が出ない
 
➁やる気はあるけど
 動こうにも障壁がある
 
といったケースもあるな
と思いました。
 
 
期限まで時間の余裕があると
ついつい他のことに手を出し、
ギリギリまで着手しない
という経験ありませんか?
 
 
期限を設けないと
ズルズル後ろ倒しされますし
余分な期限を設けても
結局、ギリギリまで実行されない
ことになります。
 
 
また、
やろうと思っても
 
「分からないけど質問しづらい…」
「○○さんの協力がいるけど
 声をかけづらい…」
 
といった障壁があって
中々アクションできなかった
経験はありませんか?
 
こうなると
動きたいけど
動くのをためらってしまう
ことになる思います。
 
 
以上のことから、
クライアントは
 
1.期限を明確にすること
2.障壁がないか確認すること
3.原因追及しすぎない
 
の3つを
Aさんに意識してもらうこと
を試すことにしました。
 
 
その場でパッと
仕事を与えるようなとき
ついつい
期限を設けること
を忘れがちです。
 
期限が曖昧だと
後回しにされる要因
となります。
 
 
そして
中々動きが見えないときは
進捗の確認とともに
実行を妨げる障壁がないか
確認します。
 
妨げるものがあれば
それをどう解消するか
一緒に考えてあげます。
 
 
最後に
実行後の振り返りは
「なぜできなかったか?」
ではなく
「次どうやったらできるか?」
にフォーカスしましょう。
 
原因追求が過度になると
そのことが障壁となって
自律的に動くことを妨げます。
 
怒られるのが嫌なので
指示を待って
その通りに動く
イメージですね、
 
 
人には
感情や欲求があるので
機械のように
常に合理的に動くこと
はありません。
 
なので、
人間の思考や行動の特性
を考慮して
それが業務に支障が出ないよう
仕組みをつくってあげる
必要があります。
 
 
人に責任を求める
のではなく
仕組みを考える。
 
 
それが結果として
人の成長につながると思います。


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