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【日本語教育能力検定試験】試験勉強が授業に役に立つ!

こんばんわ。
新米日本語教師のマリです。

今回は、日本語教育能力検定試験の勉強をしてよかったなという小話です。
私は2020年の10月から3月まで養成講座を受講し、2021年の日本語教育能力検定試験に1回で合格しました。

試験勉強の方法は別の記事に書いてますので、よろしければご覧ください。

なんのための試験勉強?

今、みなさんが勉強していることは、決して試験のためだけの勉強ではないということをお伝えしたいです。
テストまで残り1ヵ月もないのになにを言い出すんだ、時間がもったいないという方は、このままぜひ大根先生の動画をご覧ください。最近UPされた記述対策の動画ですが、とても分かりやすくまとめてあります。

前回、私が書いた記述対策の内容とかぶっている部分がたくさんありました。つまり、それが大切なポイントだということですね。

例①試験Ⅲ-17(記述)

分かりやすい例でいうと、作文用紙の正しい使い方は、学生に作文指導する時にそのまま役に立ちます。
また、私が勤めている学校では課末の小テストにミニ作文があります。それを採点する時に、記述対策の勉強が役に立っていると実感しています。学生はまだ「で・ある体」で統一して書くことができてなくても、最低限「問に対して正しく答えられているか、その理由を書くことができているか。」などの見るべきポイントが知識として身についていることで、ぶれずに採点がしやすいと感じました。

例②試験Ⅰ-1

試験Ⅰー1は基礎的な知識を問われます。養成講座で勉強しただけで、試験対策をしていなかったら私の記憶にはなかっただろうな、というエピソード。
先日、学生に「ここ”で”駐車をしてはいけません、はどうしてダメですか。」と質問されました。はい、来ましたよ、助詞の質問(;'∀')
「瞬間動詞の時は”に”、継続動詞の時は”で”を使う」と、ぱっと頭に浮かんびましたが、それは間違いなく試験勉強をしたからです。しかし、学生にかみ砕いて説明する能力が私にはなくて、「動詞によって、ところ”に”とところ”で”を使います。大変ですが覚えてください。」と言うしかありませんでした…

最後に

日々のちょっとしたことですが、試験対策をしたおかげで学生の質問に答えられているなと感じることが多々あります。初級を教え始めたばかりの私にとっては「あの勉強は無駄ではなかったな」と感じる日々です。
また、知識として理論的、体系的に覚えていることで、学生に教える時も自信を持って説明することができます。ベテランの先生との経験の差は埋められませんが、ベテランだろうと新人だろうと学生にとってはみんな同じ先生です。経験のなさから自信なさげに教えられるよりも、自身を持って教えてもらったほうが学生も納得できると思います。

みなさんが、今、検定試験の勉強をしているのはどうしてですか。外国の方に日本語を教えたい!という思いがあるからだと思います。
試験に合格することは目標であると思いますが、それはゴールではありません。その先を見据えると、大変な試験勉強ですが、ラストスパート頑張れると思います!

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