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臨床発達心理士 資格取得の道⑤

臨床発達心理士の資格取得についてシリーズで詳しくお伝えしていますが、こちらの資格はいくつか申請のタイプがあり、私は前年度までに公認心理師資格を取得していましたので、タイプⅣ(公認心理師タイプ)のカテゴリーでの申請となります。よってここからはタイプⅣの具体的な申請方法と課題の書き方、二次口述試験についてより詳しく書いていきます。

臨床発達心理士タイプⅣ(公認心理師タイプ)の資格申請について 

タイプⅣは公認心理師資格取得者を対象としており、資格試験を申請する前に臨床発達専門講習会を受講しておく必要があります。

2024年度の臨床発達専門講習会の開催についてはすでに公表されており、

  • 申込受付期間   :2024年3月15日(金)〜5月10日(金)

  • 講習会動画配信期間:2024年6月1日(土)〜6月26日(水)

  • 講習会申込チケット:13,200円

となっています。必ず公式ホームページで確認、そちらから申込してください。
テキストは2冊こちらから購入できます。

○臨床発達心理学の基礎 山崎昇/藤崎春代 編著 (ミネルヴァ書房)

○臨床発達支援の専門性 西本絹子/藤崎眞知代 編著(ミネルヴァ書房)

忘れないように申し込みした上で講習を受講し、受講後はアンケートを提出します。アンケートは動画視聴後すぐに提出されることをおすすめします。内容も提出も忘れてしまいます。

講習の内容としては、「臨床発達心理学の基礎」「臨床発達支援の専門性」各講習2時間程度、計4時間程度の講習です。

アンケート提出が認められたらその証明となる「受講証」が送られてきます。結構ギリギリで焦りましたが、手続きには影響のないようにちゃんと送られてきます。

2023年度専門講習会受講証の実物
こちらが昨年度の受講証明書です。

その受講証は資格申請手続きの際に必要となりますので大事に取っておいてください。

注意点としては、こちらの講習が受講できるのはすでに公認心理師資格を保持している方が対象です。公認心理師資格取得前の方はこちらのタイプで申請できませんし、講習の申し込みもできません。

講習会はオンラインで動画配信により自分の都合の良い時間に視聴します。そしてアンケート提出もオンライン上で行います。講習の内容に関するテストのようなものではありません。講習会からどんなことを学んだか、という自分の学びをまとめることで簡単に出来上がるような内容です。

申請手続き開始後、まずやること

さて、講習会を無事に受講し、アンケート提出を済ませて受講証が届くのを待ちつつ申請手続きの手順を確認しておきましょう。

講習会を受講してから8月の申込受付開始まで結構時間が開きますので、うっかりすると「もう8月!?」となります。

8月1日からの申込受付期間が開始されたら、まずすぐに認定審査料(受験料)の払い込みをしておきます。

認定審査料は33,000円。この払い込み用紙も申請書類に必要となりますので必ず保管しておきましょう。

書類を揃えるのは結構な作業ですが、こちらの資格は職場の上司の証明など他人にお世話になることはありませんので自分で進められるところは大きなメリットです。

また公認心理師登録証や先の臨床発達専門講習受講証明書など、申請書類に添えて提出を求められる書類がありますので、それも確認しておかれると良いと思います。

無事書類を全て揃えて、抜かりなく確認し提出できたら次はいよいよ課題提出です。書類が届くと、それが受理された証明とともにタイプⅣの方は課題提出しなければなりません。

タイプⅣの一次審査は書類審査となっていますが、その審査の中にこの課題への審査も含まれます。どんなお題が出るのでしょうか。次回はその課題を紹介します。

#受験体験記



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