さちたび

1971年生まれ 3人の子ども達はそれぞれの道に向かって邁進中。 家庭中心だった自分に…

さちたび

1971年生まれ 3人の子ども達はそれぞれの道に向かって邁進中。 家庭中心だった自分にできる事は何かを模索中。 さて、、、

最近の記事

半分コのパン

『このパンを半分に切っていただけるかしら?』 常連の老夫婦は、二人で選んだトレイのパンを差し出されました。 『承知いたしました。ただ、かなり形が崩れます。』そう、小さなパンからクリームがしっかり入ったパンまで、全てこのお客様は半分にしてほしいのです。 クリームで飾られたデニッシュは特に厄介で、慎重に切ってもボロボロです。『すみません、綺麗に切れなくて、、、』それでもお二人はニコニコと嬉しそうにトレイを受け取ってくれます。『どうもありがとう。』 お二人はサービスの珈琲を注ぎ、い

    • 大叔母の塗り絵

      九州の大叔母は施設に住んでいます。 ここ数年、色塗りにハマっていると聞いています。 小さい頃から祖母の家に帰省する度に、大叔母さんの後を追っかけて、いろいろなことを教わりました。朗らかでお喋り好きの大叔母が、私はとても大好きでした。味噌や豆腐や蒟蒻から醤油まで、煮炊き小屋の大きな釜戸で作っていました。まさに自給自足。火吹竹でよくフーフーしていました。 庭には鶏がコケコッコーと鳴きますし、牛小屋では牛がモーモーと鳴いています。乾草を牛に食べさせると、乾草に舌を巻き付かせてモグモ

      • 中学生の不健康な食事

        今日も中学生の末娘はお弁当を残してきました。 今日は特にひどい!三分の一しか食べていない。 決して弁当箱が大きいわけではない。 むしろ小学中学年並みの大きさ。 長男も長女も毎日のように残してきた。 不味いわけではありませんよ、、、 時間がないらしい。 4時限目終了   12時15分           体育は着替えて移動          教室移動 食事の準備          12時30分頃     全員揃ってから『いただきます』 昼食終了チャイム 12時35分 昼休み

        • 息子に伝えたい

          長男が来春から社会人スタートです。 夢いっぱい膨らませ、希望通りの出発です。 つい自分の就職したての頃を懐かしく思います。いや、苦く苦しい思い出です。 当時、奈良県に住んでいた私は、1時間半かけて大阪市内に通勤を始めました。 朝、1時間に4本しか停まらない上本町行き準急に乗り、途中で急行に乗り換えて、鶴橋で環状線に乗り換えます。 もちろん、最初の駅から駅員さんが後ろから押してくるほどの満員電車です。 大阪環状線はすぐに次が来るので、あまりにも人が溢れていると次を待ちます。

        半分コのパン

          愛読書

          小学4年生の頃、インフルエンザの熱で横たわっていると、母が新しい本を買ってきました。とても嬉しかったことを覚えています。 しかしお母さん、、、熱がひどくて活字読めないよ。 それは、挿絵のとても美しい小学生向けの本でした。 子供のための世界名作文学 集英社の『小公女』です。 その美しい挿絵はどのページも素晴らしく、ガンガンに痛い頭を冷やしながら、ずっと眺めていました。挿絵ばかり眺めて、本文を読んだのは随分後でした。 小さな挿絵がより一層想像力を膨らませ、どんどん文字を追い始

          初めてのブログ

          結婚して23年。 家庭と子育てに追われて、すっかり何もできない自分になりました。 3人の子供たちは、私の身長をすっかり追い越し、それぞれの道に向かって必死です。私は?? 家事はできます。なのでアルバイトでパン屋のサンドイッチを作ってます。 たまにランチに行く友達もいるので、人付き合いも大丈夫です。 推しはありませんが、多趣味です。 でも、何か物足りない。 50代突入、人生あと半分。 この歳は、自分を振り返る時期なのかもしれませんね。 ふと気がついたら、朝からランニングさ

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