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座りすぎ注意!!寿命を縮めているぞ!!

タバコは健康のためにやめたほうがいい。あなたのためよ。というマウントが1番嫌いな守徳館道場の佐藤です。
(たまーに本気モードで言い返します。)

今回は、座りすぎ注意!!寿命を縮めているぞ!!というテーマでお話ししたいと思います。

日本人は、世界で1番座っている時間が長い民族です。
ある研究での結果、日本人の座位時間の平均(中央値)は7.5時間でした。
世界の平均(中央値)は5時間です。

いかに日本人が長い間、座っている時間が多いかがわかります。
ちなみに、この研究は18歳から65歳が対象です。

これは、病院に入院していたり、職がなくて何もすることがない老人は含まれません。
病院に入院している患者は、「トイレに行く。」「寝る」以外の時間の多くは“座っている“状態だと思われます。
寝ている時間が8時間として、起きている16時間の大半を座って過ごす。
もしくは“横になっている“ことが多いと思います。
病院に入院してなくても、職についていない老人はテレビを見ながら座っていることが多いと思います。

上記のデータには、そのような老人は含まれていません。
高齢者を除いた状態で、日本人の座位時間は、ぶっちぎりのナンバーワンです。
アメリカでも5時間程度です。

周りを見渡してみましょう。
病院の医師や事務職・管理職は、自宅での生活を含めて軽ーく10時間以上は座っていると思います。
佐藤は、事務員に対して「よく座ってられるね」と、心無い言葉をかけることがあります。
鬼畜の極みですね。

さらに、どんな職種でも、休日は9時間くらい座位でいるようです。
・休日に、まとめて録画していたテレビを見ていたら4時間経過していた。
・休日に、ゲームをしていたら、いつの間にか夜になっていた。

やっぱり、日本人は多くの時間を座位で過ごしているようです。

これが、どんなに“健康“に悪いことかご存知でしょうか?

座りがちな生活をによる健康への弊害は、
・“寿命“を短くする。
・がん死亡リスクが1.5倍になる。
・抑鬱・不安を抱えやすい。
・新型コロナウイルスによる重症化が多い。
などが代表例です。
日本は世界一寿命が長いという矛盾はありますが。

以“運動不足は病気による死亡確率が上がる“ということは、今や世界の常識になっています。
運動不足にも直結するので理解はしやすいと思います。
今回は、“寿命“に関して研究論文を中心に紹介していきたいと思います。    

“もち“の“ろん“で寿命が縮む

座りすぎていると、寿命が縮みます。

“運動不足”と直結するので、当たり前と言えば当たり前ですね。

イギリスのおっさん、E G Wilmot のシステマティックレビューでは、座りがちな人は全病気による死亡率49%上がると結論づけています。
この論文は、どのくらい座っていることが”座りがち”の生活なのかの定義がなされていないのが微妙なところですが。

座りがちな仕事をしている医師や事務職は、危険性が高まります。
管理職となった場合も座りがちな生活が待っています。
→佐藤は管理職だけど、臨床していることが多い。

そして、この論文では、糖尿病になるリスクが112%、心血管系のイベント(心筋梗塞とかね)になるリスクが147%増加することを示しています。

運動不足が死亡率を高めることは周知の通りですが、 座っている時間が長ければ長いほど死亡率や病気になる確率が上がってしまいます。

動いていることが多いと思われるリハ職員も、記録やカンファレンスなどで座っていることも多くあります。
それに加えて、家に帰るとテレビ・・・
意外と座っている時間は多いかもしれません。

仕事後も休日もアクティブに過ごしている人は、それだけ健康的な未来が待っているということですね。

デスクワーカーの寿命を伸ばす!

デスクワークだから、寿命が縮んで病気になりやすい体質から抜け出すことができないのか?
その疑問に答えてくれる論文を紹介します。

ノルウェーの“ヒゲおじさん“Ulf Ekelundは、座りがちな労働者の死亡率を、過去の論文を使用して調査しました。
→システマティックレビューね。

この論文でも4000名を超える人のデータから、座っている時間が長く、身体活動があまりない人の死亡リスクが高いことを示しています。

同時に、1日30分から40分の運動が、座りがちによる死亡リスクとの関連性を弱めることも報告しています。

つまり、デスクワークで10時間くらい座っていても、身体活動をしっかりすればちゃんと寿命は延びでくれるということです。
それだけじゃなくて、病気になるリスクも減ります。

以上の理由により、座っていることが多く、運動しない、お菓子を食べている人たちに「タバコは健康に悪いからやめなさい!!」と言われるマウントが大嫌いです。

お菓子がタバコと同じくらい死亡率が高いのに、さらに運動してねーやつに健康を語ってほしくないんですね。

「座っている時間、お菓子を食べる、運動不足を掛け合わせたら、オメーの方が健康に悪い生活をしてるっつーの!!
と思ってしまいます。

まとめ

・日本人は座っている時間が、ぶっちぎりで世界一
・座っている時間が長いほど、健康に悪い。
・デスクワーカーは、時間外に運動をすることによって、リスクを軽減できる。

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