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『いじめられるのはどんな時?』学生時代ずっといじめられてきたヒキニートが考える

はじめに

こんにちは。あいめいと申します。前回の記事をたくさんの方に読んでいただけでとてもうれしいです。スキやコメントもありがとうございます。

さて、今回も暗い内容の私の体験談になります。

自分もいじめられたことがあるよ、という方や、絶賛今いじめられています、という方の目に止まりやすいnoteなのではないかなと思います。

いじめの定義としては、いじめられた本人がいじめだと思ったらいじめだと思っています。そこに程度の重さは関係ないかなと思っています。

今回はそんないじめられる人生を歩んできた私の経験と考えのまとめになります。皆様もどんな時、身の回りにいじめられている子がいたか、または自分がいじめられていたか、一緒に考えていただけましたら嬉しいです。


体験:小学生時代

私は昔とても体が弱くて、学校は出席日数ギリギリで過ごしていました。また、とても泣き虫だったと思います。いじめられる原因は、大人になった今もこれくらいしか思いつきませんでした。

他の子がいじめられてる原因は、「教室で鼻くそをほじって食べていた」や「3日お風呂に入っていないと豪語していた子(ガチの匂い付き)」など、ちょっと近づきがたい子や、普通とはズレている点がある子たちばかりでしたから、きっと自分では気付けないようなズレているところが自分にもあったのだろうなと今では思っています。

どんないじめを受けてきたのか、簡単に言うと
・仲間外れ
・話していた友達を盗られる、会話に割り込まれる
・物を隠される
・陰口を言われる
・帰り道避けられる
ざっと思い出せるのはこんな感じでした。特に仲間外れにされるところにすべてが詰まっています。

体験:中学生時代

小学生の時のいじめっ子とは別の子と関わるようになりました。オタク仲間ということで仲良くなったのがきっかけです。これがまたとてもできる子で、私はいつもその子の後をついて回るような感じでした。

さらにその子は気の強い子だったので、「お前は私がいないと何もできない」と言われることも多々ありました。
限界に達した私は、小学生の時から成長して、逃げることを覚えました。ある日、私はその子とは一緒に帰りたくないと告げて決別しました。

そこからその子によるいじめが始まりました。
決別した時、私が一方的に振ったのがいけませんでした。きっと何でもできてプライドの高いその子の事をひどく傷つけたのだと思います。

・仲間はずれ
・友達との会話に割り込み、友達を強奪
・新入生歓迎会で私が所属する部活のネガキャン
・陰口、目の前で嘲笑
いじめの内容はこんな感じでした。この時はまだ、いじめられる自分が悪いとはそこまで思っておらず、決別した報復をされているなとだけ思って耐えていました。

体験:高校生時代

高校は進学校の割に人間性のレベルが低かったなと今となっては感じます。
この時は初め、私ではなく別の子がいじめられていました。いじめられている子が私に助けを求めてきたので、保健室に相談に連れて行ったり、お弁当を一緒に食べるようになってから、私も実は陰でいじめられるようになっていました。

この時は主に陰口がひどくて、あることないことクラスのほぼ全員に広まっていたようです。私は他の子に言われるまで全く気づきませんでしたので、クラスの雰囲気がピリピリしているなと居心地が悪く感じる程度でした。
このときはひねくれ始めてはいましたが、いじめられてもまだ自己肯定感というものはあったように思います。

ちなみに、いじめられていた子も手のひらを返して、受験戦争の時に目の敵にされてしまったので、ここまで私の友人は中学生の時部活で高校も一緒だった子1人だけでした。
その子も大学に行ったときには縁を切られてしまうのですが、それはまた別の機会にお話しようと思います。

体験:大学時代

大学生の時は実習で地獄を見ました。実習はメンバー固定で、1年半ほど現場で学びます。
実習メンバーは優秀な子ばかりで、要領の悪い私は目をつけられてしまいました。看護師になるという志しは高い人たちだからか、あからさまないじめはしてきませんでしたが、私に話しかけられたときだけ不機嫌そうな態度になり、相談等何もできなかったことを覚えています。

一番つらかったのは、実習先の指導者やメンバーのあたりがきつくて泣いている時に、みんなに迷惑がかかるから早く出てきてと、メンバーの1人がトイレの個室にまでおしかけてきたことです。明らかに声色が呆れていた様子で、きっと教授に言われて、呼びに行きます!っていい顔したんだろうなとも思いました。
メンバーは固定なので、こんなようなことが1年半毎日続き、協力し合って実習を乗り越えるメンバーが一番のストレス源になりました。

そして大学生になって初めて本格的に病みました。唯一の友に捨てられたこと、自分はそこそこできる人間だと思っていたのが幻想だったと思い知らされたこと、自分が悪いからみんなに迷惑をかけていて邪険にされているのだと実感して、今まで軽い気持ちで言っていた死にたいが、本気の希死念慮に変わりました。ただ、死んで自分という存在が虚無になることが恐ろしくて、今もまだ生にしがみついています。

そして私は夢を諦めヒキニートになりました。
いじめてきたその子達は今社会人としてバリバリ働いているようです。(大学の友達談)

いじめたもん勝ちの世界で嫌になりますね。

いじめられた時、なにをした?

一般的にいじめをされたら、まわりの信頼できる人を頼ろうと言われていますね。ただ、いじめられているときは、誰も信用できないという精神状態になりがちです。また、他の人にいじめについて話したことで話が広まり、いじめがエスカレートするということも心配になってしまいます。

私は経験したことから、いじめられた時は何もせずに耐えるのが一番いいと感じます。一番良いと言っても数字に例えるなら、マイナスにならず0のままでいられるという感じです。

例えば、
小学生の時、帰り道で複数人で歩いていた時、後ろからいじめっ子がきました。みんないじめられたくないから走って逃げて帰りました。ちょっとした反抗でしたが、その日我が子が泣いて帰ってきた!といじめっ子の親が私の家に押しかけてきたのです。私なんて当時毎日泣いて帰ってきたのに、一日泣いて帰ってきたぐらいでなんだと思っていたのを覚えています。

反抗したい、いじめに抗いたいと思って、行動してもいじめはなくならないですし、ひどい時はやはり悪化して自分に降り掛かってきます。
ですので、私は自分がいじめられた時は何もしませず、ひたすら耐えていました。

私が思う、いじめられる時は…

上記の経験を踏まえて、いじめられる時とはどんな時か考えてみました。

①周りと『ズレている』時
例えば服装といった身なり。みんながスーツの時に1人だけジャージでいたら目立ちますよね。そしてそういうだらしのない人なんだという印象になります。そして下に見られて弱いものだと認識されるといじめられるようになると私は思います。

②相手より弱い立場の時
上司からのパワハラなどありますよね。それといじめは一緒だと私は思います。ですので、①にも書いたように、一度相手に下に見られるとそこから「こいつはいじめてもいい」という認識になり、いじめにつながるのだと思います。

このように考えてみると、いじめられないためには、堂々としているのがいいのかもしれませんね。

またいじめられるのは、いじめられる本人に原因があると言われることがありますが、私は本人だけに原因があるわけではなく、その子をとりまく環境に問題があると思います。周りと「ズレる」のも、弱い立場と認識されるのも、周囲と"比べる"ことで生じるからです。

最後に

いじめをする人は、ほとんどの人がいじめの自覚を持たずにいじめをしています。受けている側は、何か対応して解決したいと思いがちですが、結局は耐えるのが、一番荒波を立てずに過ごすことができる方法だと思います。
ですが耐えてもその先は、あまりに少ない交友関係から人と関わることが苦手になったり、人間不信になってしまったり、成功体験の少なさも相まって私のように精神障害を発症することもあります。

そしていじめた側は何も不利なことはなく、日々ストレス発散ができて、その後は平然と明るい人生を歩んでいっているようです。

いじめは子供の頃のちょっとした過ちや、物の道理を分からせるための意地悪ではなく、人1人の人生をじわじわと壊すものであると言うことをわかってもらえたらなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
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