見出し画像

食事のシーンを書いてみる

ども、コンテンツクリエイターを目指す新山タカです。
コンテンツ制作のトレーニングで
映像作品を言語化してみるのが
有効ということでそれを実践しています。

今回は食事のシーンを書いてみます。
食べる場面を書くなら
アツアツの料理のほうが書きやすそうですね。
熱がもわっと上がっている光景が頭に浮かびます。


############################################

ああ、腹減った。
まだ何も食べていないのだ。

もう昼なのになんで何も食べてないのかって?
ふふふ聞いて驚くな。
今日は大盛りラーメンにチャレンジする予定なのだ。
実は俺は大食いだ。
いや正しくは大食いであることに気づいた。

どういうことか少し説明しよう。
俺の名前は山岡翔、四谷の大学に通う大学2年生だ。
総合飲食系サークルに入っている。
なんだそのわけのわからないサークルはって?
まあ要するにオールラウンドサークルなんだけど
食にまつわる知識とかデートに使える店とか研究したり
実際に店舗に行ってみたりしているんだ。
このサークルで自分が結構食べられることに驚いた。
才能は思いもかけないところで発見されるもんだなと。

さて話を今日のラーメンに戻そう。
まぁ何も食べないのもよくないそうだから
少し食べて体の調子を整えておくか。
大食いもある種のスポーツ。
いかにベストなコンディションで食べられるか
戦略が必要なんだぜ。

「ラーメン四郎 四谷本店」
俺が今日倒す敵を提供してくれる超有名店だ。
ラーメンランキングでなんども1位を獲得している。
麺も具も普通の2倍ぐらいあるとにかく大盛り系の店で
その名を巷にとどろかせている。
ラーメンはというとだしの醤油が決め手。
麺は有名製麺所で作られている。

この店のチャレンジメニューは
2キロはあるそうだ。
制限時間は30分。失敗したら3000円のお支払いか。
店のホームページで確認したら
上に載っている野菜がすごい量なんだよな。
ついでに熱々で食べづらいようだ。
うーむやれんのか。

「らっしゃいませ」
店員の声が響き渡る。
いらっしゃいませではなく、らっしゃいませである。
「あけましておめでとうございます」があけおめになったように
このらっしゃいませはある種のmemeである。

店員の服装についても解説しておこう。
この店舗、店員が3名いるのだが
いずれも黒Tシャツに鉢巻の
トラディショナル・ジャパニーズ・ラーメンショップスタイルなのだ。
いや~チャレンジメニュー残すと何を言われるか怖いな。

「チャレンジメニューお願いします。」
「制限時間30分、残したら3000円のお支払いです。それでもいいですか。」
「はい。それでお願いします。」
もう引き返せない。
俺の新たなる戦いが始まった。

おおきたきた。
こいつが今日のターゲットか。
でか。これ顔がすっぽり入ってそれでも全然余裕があるぐらい。
ドンブリはいままで見たことのない大きさだ。
どこに売っているの?特注か。

まず上に載っている野菜だがそのインパクトがすごい。
これだけで500グラムぐらいあるのではなかろうか。
キャベツともやしなのだが特に味付けはなく
スープと絡めることでスープを味わいやすくする仕組み。
麺なしでも十分に商品として成り立つレベルだ。

チャーシューはトロトロ煮豚タイプだ。
豚のバラ肉を使っている。
豚のバラ肉は長時間加熱するとトロトロになるんだな。

メンはウェーブのかかった太麺、小麦の風味が強い。
シコシコというよりワシワシという表現の似合うパワフルで
ヘビー級のメンだ。

おっと忘れてはいけない。肝心のスープについても解説だ。
ここのスープは豚のうまみが強い。
そこに特製醤油のキレのあるしょっぱさがガツンと来る。
豚と醤油のマリアージュ、一言で四郎のラーメンスープを
語るならこうなる。

おいそんなことより食いきれんのかよ。
時間ないんじゃないのかって?
大丈夫大丈夫。
ちゃんと時間配分しているから。

俺は20分過ぎにはすべてを平らげ
ゆっくりスープを飲んで完食した。


#############################################

食事のシーンを書くつもりだったが
大食い動画を見ていたせいで
コンセプトがずれてしまった気がする。

なぜ大食い動画は人を引き付けるのか。
今後の検討課題にしたい。







よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!