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実家の片付け

わたしの両親は片付けが苦手である。

父は節約が好きなのだが、安いものや無料のものに目がない。冷蔵庫のドアポケットには無料でついてきたガムシロップやソース、からしやわさびなどが溢れており多くは賞味期限が切れている。
ジャムやはちみつ、豆板醤などがはいっていたガラス瓶も捨てずに洗って保管していたりする。

母はテレビショッピングが好きで化粧品やダイエット製品(運動器具系、サプリメント系の両方)を買っては余らせている。買ったあとに失敗だったと思っても、捨てられないままちょい置きされ、棚に収納しきれなくなったものが床に置かれ散らかった状態が常になっていた。ほぼ毎日探しものをしているし、結局見つけられなくて買ったりしている。

わたしが実家を出てからも、数ヶ月に一回は帰って小1時間程度、掃除や片付けをしていたのだが結婚、妊娠してからは全くできていなかった。

そして先日、娘が5ヶ月になり電車移動が可能になったため久しぶりに実家に行き、泊まりがけで片付けをした。今回はリビングとして使っている部屋から手をつけた。正月に人を呼べる家にしなければ。

床に直置きされたもの、棚に雑然と詰め込まれたものなどをだし明らかなゴミは私が捨て、母や父の洋服やモノや書類はカテゴリー分類して「要、不要」を判断してもらった。1日半の片付けで燃えるゴミだけで45リットルのゴミ袋13個分もあった。燃えないごみや粗大ゴミを含めるともっとたくさんだ。

生まれ育った家とはいえ、もうここでは住めないと思っていた実家。育休で時間ができ、育児にも慣れ心に余裕ができた今、できる限りやろう。

母はいまだに「片付け=収納」と思っているところがあるが少しずつ考え方も変えていけるかな。
数年前に片付けをしたときは、わたしはミニマリストに憧れ、本を多く読んでいた時期で有無を言わさずバンバン捨ててしまっていた。その結果、両親としては残したいものも捨ててしまい、「捨てる」ことに良いイメージを持てなくなってしまった面もある。家族とはいえ価値観が違う他者、意見を尊重することをわきまえて、片付けのサポートをしよう。

今回でスッキリした部屋の良さに気づいて、モノのリバウンドをしないといいなと思う。

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