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妊娠退職と育休の体験談

私は子供を2人産んでいまして、一人目のときは妊娠を機に退職、出産後に新しく就職して、二人目はそこで産休・育休をとりました。
妊娠退職については、この選択で正しかったのかな、と今でも時々思います。

若手の医者は2-3年単位で関連病院をローテーションして経験を積んでいきます。私もその流れに乗っていたのですが、新しい病院に着任してから1年もたたないうちに、妊娠がわかりました。
上司に妊娠報告をすると、第一声は「うちで今まで妊娠した先生は、みんな産休はとらずに退職しているんだけど、先生はどうする?」。初めての妊娠でナーバスになっていたこともあり、退職を決めました。
とはいえ引継ぎもあるので、産休に入るタイミングまでは働こうと思っていたのですが、つわりもひどく、休みをもらうこともしょっちゅう…。同僚からは、「毎日体調悪いわけじゃないんでしょ?勤務する日は休んだ分も働いてよ」「体も大事だけど、仕事は仕事だから」と言われ、逃げるように退職してしまいました。
妊娠中も、出産後も、とても不安で、もう私は働けないのかもしれない、働けてもやりがいのある仕事はなくて、誰でもできるバイトみたいなことしかできないかもしれない、と思っていました。
子供が1歳になるころ就職活動を始め、面接に行くのにも子供の預け先を考えないといけない現実に四苦八苦しつつ、再就職が決まりました。
勤務初日、白衣に身をつつみ、久し振りの「ママでない自分」に感動したことを今でも覚えています。
そして、そこでも1年たたないうちに妊娠。けれども周りはとてもやさしく、休みをいただいても「大丈夫?」「焦らずしっかり休んで」と声をかけてもらえました。ただ妊娠経過はあまり順調ではなく、産休前に長期休みに入ることに…。たくさん迷惑をかけましたが、出産報告すると「明るいニュース、うれしいです」と返事をもらえ、復帰すると「待ってました」と言ってもらえました。

体験を通して思うのは、できればどこでも産休育休がとれるのが理想だなと
言うことです。退職した一人目と、産休育休をとった二人目では、休み中のメンタル、社会をつながっている感じがぜんぜん違いました。
でも、きっと一人目のときがんばって退職しないでいても、結局子供の体調不良などで休んでいたら居場所がなかっただろうなとも思います。そう思うと、自分に合った場所にうつったのはよかったのかな、と。
あと、就職してすぐ妊娠すると「え?」という感じになるんですけど、正直どうすればいいんだ、と思います。2-3年おきにローテーションで、自分が今の病院に勤め続けるのか、ほかの病院にうつるのかわかるのが数か月前だったりするので、異動にかぶらないように妊娠するとなると、かなり限られた期間になってきます。それでもし妊娠できなくても、もちろん病院が責任とってくれるわけでもないですし…。

とりとめもない話ですみません。
みんなが、自分の好きなタイミングで妊娠して、休んだあと職場復帰できる世界にはやくなるといいな、と思います。

#育休から育業へ

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