見出し画像

教育)フィンランド・スウェーデンの教育

世界には日本と違った教育制度・教育環境を持つ国が数多くありますが、北欧に位置するフィンランドスウェーデンもその中の一つです

フィンランドは、世界幸福度ランキング2021年度首位(日本56位)で、4年連続1位。そして、OECDが実施する学力調査「PISA調査」では、調査が始まった2000年に3分野で1位、2000年以降も高順位に位置し、世界でも学力・幸福度トップレベルの国となっています。                                      スウェーデンも、世界幸福度ランキング2021年6位、これまでのPISA調査でも高順位で、直近の2018年調査では日本が読解15位だったのに対して、11位となっています。そして、なんといってもスウェーデンは投票率が85,8%(日本52,7%)と高く、30歳未満の投票率は日本32,6%に対して、81,3%と若者の政治・社会参加が進んでいる国と言えます。                         参考文献                          「WHR2021」https://worldhappiness.report/ed/2021/happiness-trust-and-deaths-under-covid-19/                       国立教育政策研究所HP「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」     https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/#PISA2022             国立教育政策研究所「OECD生徒の学習到達度調査2022年調査 パンフレット                https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2022/01_point.pdf              

ということで、今回は、このように幸福度・学力が高い特徴を持つフィンランド、投票率・政治参加が高いスウェーデンの教育にどんな秘密があるのかの紹介をし、そこから今後の日本の教育について考えていこうと思います。

1,フィンランドの教育

「世界一の教育の国!フィンランドの教育がやばい!」parcy's(2016)
https://www.youtube.com/watch?v=8cOsqYItCoI

(私が、初めてフィンランドの教育を知ったのは、上の動画からでした。2016年と少し古く、もしかすると変わっている部分もあるかもしれませんが、日本の教育をどうしていくべきか考えるきっかけになると思うので、是非見てみてください))

この動画内では、「宿題がない(あっても短時間の宿題)」「授業時間が少ない(低学年は1日3時間~4時間)(日本の場合は、小1で1日5時間の日があり、小2では1日5時間が4日、あと1日は6時間)」「統一テストを廃止した」「どの学校も同じレベルで、学校選びの必要がない(裕福な子も通うため、高い質を公立校は求められ、その高い質を裕福な子だけでなく、そうでない子たちも同様にうけることができる)」等が紹介されています。

日本との違い 1つ目

これらはフィンランドの教育の一部分にすぎないですが、やはり日本と違いがあると思います。まず、宿題がない。私の学生時代を思い出しても、宿題はありました(なぜか小学校は毎日宿題が出されて、中高は毎日宿題があるわけではなかったです。小学生が一番課題が多かった記憶です)し、宿題や課題をした方が学力が上がると私も思っていました。また、授業時間は私はゆとり教育の時期小学生で、その時は小1,2でも1日4時間で終わる日があり、小3で始めて6校時がでてきたという記憶ですが、ゆとり教育ではない時期に小学生だった方に聞くと、小2から6校時があったということで、今の日本はどんどん授業時間をふやしていく傾向があると思います。(これは、教える内容の多様化、従来中高で教えていた内容もどんどん小学生で教える等学習内容の増加も背景にあるのかなと思います。また、主要5教科のために、体育・図工・学活・道徳等他の教科が減らされているという現状も聞きます)。しかし、授業時間もたくさん勉強した方が学力があがると思いがちですが、授業時間が少ない!フィンランドの方が学力は高いんですよね、、、本当に驚きです!!
この動画では、、

「授業時間を減らして、学力が伸びた」「脳を休まないと、ずっと酷使していると学べなくなる」

といったことが述べられています。やはり、大人でも詰め込んでしまうと、疲れますし、パフォーマンスの維持はとても難しいと思います。また、子供である時間は短いです、その時期にしかできないことも多くあると思います。遊んだり、外で走って、木を上ったり、自然と触れ合ったり、、、そういったことを子供の時に行うことは、様々な経験が得られると思います。(なので、学校でも5教科以外の科目や、レク・遊びというのを、大切にしてほしいと思います。)

日本と違う 2つ目

また、「統一テストを廃止した」「どの学校も同じレベルで、学校選びの必要がない(裕福な子も通うため、高い質を公立校は求められ、その高い質を裕福な子だけでなく、そうでない子たちも同様にうけることができる)」というのも日本と違います。日本では、統一テストなどで学校・都道府県・市町村ごとに順位がつけられ、学校ごとに偏差値があり、私立校があります。

しかし、フィンランドには統一テストがなく、私立校もないようです。そして、全ての学校が同じ水準の教育レベル・環境を保っているため、親は住んでいるところの一番近くに子供を通わせたらいいということなんです。

また、

「【世界一の教育】フィンランドの小学校の様子」世界の教育チャンネル(2,021)
https://www.youtube.com/watch?v=MgO0pUge11g

この動画では、学食やランチ、本・遠足などもフィンランドは無料であること、学費を家庭から徴収しないことが紹介されています。フィンランドでは、教育に関わるものは、ほとんど無料で、家庭環境に関わらず等しく高いレベルの教育を受けることができるのです。

日本では、お金を持っている家庭ほど、私立校に通わせられる、塾・習い事に行かせられる等、様々な教育を受けることができるというようなところがあると思います。(逆に、裕福でない家庭は給食費を払えなかったりする等家庭環境に応じて、差が出てきてしまっています。)しかし、本来は家庭環境に関わらず、教育を受ける機会や教育の質というのは平等であるべきだと思います。
大人なら、英会話を習いたいなら、勉強したいなら、自分で働いて稼いで、それで塾や本を買うことができます。しかし、子供たちは働いて、自力で稼ぐことはできません。それなのに、家庭環境に応じて、受けられる教育が変わったりするのはどうなのでしょうか?やはり、子供たちに関わることは、社会がしっかり保障していくという点も大事ではないかな、と思います。

まとめ

今回は、フィンランドの教育から、少し日本の教育を考えてみました。まだまだ、勉強不足でフィンランドの教育の一部分しか述べることはできませんでしたが、youtubeなどにもたくさん動画があるので、是非見てみてください!次は、スウェーデンの教育について書いていこうと思います。

今日の英語
Don't think, feel!!「考えるな、感じろ!!」
漫画や本を読むとき、景色を見るとき、たまに他の事を考えてしまったりして集中できないことがあります。そういう時は、考えすぎずに、心で感じることを意識してますね(笑)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?