不倫する人の気持ち

私は不倫したことはありません。
不倫だけでなく、浮気や略奪、子どもや周りの人の気持ちを考えず人の心を傷つけ抹殺する類の人達が大っ嫌いだ。

そんな私が先日、
自分が不倫をしている夢を見た。

不倫(不貞行為に当たること)の最中
奥さんがバンッと扉を開けて入ってきた

そこで目が覚めたのだが
目覚めた瞬間、
不倫に嫌悪感がありすぎたあまり
ついに私はこんな夢を見てしまうほど狂ってしまったのか
としばらく呆然とした。

しかし、自分が夢で不倫する側にまわった際の心情になにかヒントがあるかもしれないと思い、嫌だが頑張って思い返してみる。

私はずっとそういった倫理観のない行動をする人たちの事が嫌いな反面
なぜそのような行動をしてしまうのか非常に興味があったのだ。
それは調べたりしても『本当のこと』は簡単には分からないものだから。
そのような倫理観のない行動をしてしまう滑稽な滑稽な心情を解き明かしたい
解き明かしたいというよりは暴いてやりたい
そんな思いが昔からあった。
(そう思うようになったのは例に漏れず私の学生時代の家庭問題のトラウマが原因である)

思い返してみる。夢の中の心情を。
たしか、不倫の最中は全く1ミリも不倫相手側の奥さんの事は頭の中になかった。
そして奥さんが扉を開けて入ってきた瞬間
驚くと共に、
どうしようバレた と焦ると共に、
やっとそこで『あぁ、そういえばこんな人(奥さん)いたわ』
と思い出すのである。
つまり不倫相手側の奥さんというのは不倫の最中において、不倫してる側にとって取るに足らない存在なのだ。

ここまで不倫相手側の子どものことは頭の中で一切出てきていない。
奥さんがいたな、という事は認識できるが
『子ども』の存在については毛頭全く認識していないのだ。

この時思った。
奥さんのことさえかろうじて認識できる程度の頭なら
子どものことなんて認識できるわけがない。
認識出来ると思っていることが論外であると。
子ども側としては不倫当事者達にとって、この不倫の被害者にさえ参加させてもらえない立場なのだと。
そう気づいた。

これはただの夢の中の出来事の解析だ。
実際に不倫をしている人達がそういう心情であるかどうかはわからない。
ただ、少しでもこの夢の体験の出来事で合っていることがあるなら
子どもだった時の私は、
倫理観の無い大人たちに認識もされないような子どもだったのだと
子どもだったころの私を重ね合わせた。

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