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就労移行支援の見学に行ったけど、めげて帰ってきた話(双極性障害・ASD)

就労移行支援の見学に行ってきました。が、心が折れて帰ってきました。
そんなASDアラサー(双極持ち)の日記です。

私はもうすぐ今の仕事を辞める予定です。
つまり、ニートになる訳です。

そこで私は、躁がハッスルしていたのもあって、
「どこにも通わず、居場所を持たないままただ休んでいるなんて、逆に病気が悪くなるわ!」と思いこみ、
気づけば就労移行支援の見学予約を入れていました。

何となく、思ってたのと違う…

当日。知らない場所・知らない人への不安から、もう面倒になり始めていましたが、なんとか到着して挨拶。
周りを見渡すと、なんだか狭くて、ちょっと暗い雰囲気で…皆さん黙々とPCで作業したり、スマホしたりといった感じでした。

来る前に持っていた、発達障害などを抱えた人同士、受容的で活発なコミュニケーションができる!的な、キラキライメージがちょっと崩れました…

そうやってすぐネガティブに捉えるのはよくない!となんとか思いなおし、
担当の方から直接施設について一通り説明を受けました。

そこで、また違和感を感じ取りました。
担当の方が 優秀な人/そうでない人 を区別して話すんです。

利用者の「就労」という「成績」を作らなければならない彼らからしたら、そうなっていくのはなんとなく理解できるんですが…
個人の状況に合わせてサポートしてくれる場だと思っていた私は、正直ガッカリしました。

結局、就労移行支援も集団だし、社会だ

一通り説明を受けた後は、グループワークに参加させてもらいました。
そのグループワークを仕切っていた方が、あまり発達障害やメンタルの病気に詳しくないようで、結構、いやかなり無神経な発言を連発する方でした。

その方は施設の中で偉い方なのか、皆さん気を遣っているようでした。
施設の方も利用者も、特に咎めるでもなく、偏見トークと彼女の健康自慢トークをただうんうんと聞いています。

私もとりあえず気を遣って相槌を打ちながら、苦しい…なんでこんなことしてるんだっけ…と考えていました。

そして、ほかの利用者の方にも無駄に気を遣ってしまう私。
発達障害や病気をオープンにできても、過剰に適応しようと頑張ってしまうことは治らないんだと、気づきました。

就労移行支援は、発達障害と病気をオープンにしながら、コミュニケーションを学んだり楽しんだりできる場だと思っていましたが、
私にとっては、他の社会や集団と変わりない場所でした。

私が高望みなのか、ずれてるのか、この施設との相性が悪いのか…とにかく居心地が悪い。
どこに行っても過剰に気を遣ってヘトヘトになるのが、一生続くんだろうか。そんな考えまで浮かんできました。

何か楽園のようなものだと思ってた

障害と病気さえオープンにできれば、
お互いに心を開いてお話できるとなぜか思い込んでいた私。
就労移行支援で出会った些細なことに傷つき、帰ってきました。

就職という成績から出来/不出来・良/不良という目で見られるし、発達障害者が健常者(とされる人)に気遣ってるし。

就労移行支援を、自分を受け入れてくれる居場所だと思っていた私は、ショックで寝込みました。

そこで考え直しました。私が今すべきことは、集団で頑張ることじゃない。
もうすこし一人で、障害と病気の受容に取り組んだ方がいいと。

どんな場所でも私は、小さなことに傷つき、過剰に気を遣うのが変わらないことがわかっただけでも前進と思って、しばらくは治療に専念しようと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

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