最近飲んだワインのこと
ボビー・コールドウェルが亡くなりました。私、若い頃、タバコのパーラメントのCMとクリオマンションのCMのバックに流れている音楽が、オシャレでスキでした。要するに、都会に憧れていたってことですね。
大学生になった時、すでに20歳を過ぎていた私は、背伸びをしてタバコを吸ってみました。部室でみんな男子は吸っていたので、なんとなく私も吸ってみようと思ったのでした。選んだのはパーラメント。
結局、煙は肺に入らずに、やめました。やめたというか、なんとなく違ったという感じですね。そのとき、ゴダールとか知っていたら、そのまま吸い続けていたのかもしれません。私にとって、タバコは、かっこつけるためだけのアイテムでした。
小学生か、中学生のころやってたCMのバックに流れていた音楽の一つがこれでした。こういうAORが好きで、シングライクトーキングとかに流れていったときもありました。
そんなボビーも亡くなりました。お悔やみ申し上げます。
VOTANO WINE ソーヴィニヨン・ブラン 2015
新年度のVOTANO WINEを購入しましたので、バックヴィンテージをこなしていこうと、SB(ソーヴィニヨン・ブラン)を開けました。
オレンジ、醸し、若干のヴァニラ香。開けたては、若干の還元香もあるので、開栓して、一日くらいおくのがいいと思います。すると、杏、カリン、白コショウ、ハーブ、オリエンタルな漢字のスパイスなど、かなり厚みのある香りが立ち上がります。温度も高めで。
杏あめのような酸味が来て、果実味、若干の渋みがあって、最後甘みです。口当たりはまったり。
私は、ラタトゥイユ風のソースを市販のハンバーグにかけました。ソースの味はベゲタです。コンソメよりも柔らかくなる感じがします。まあ、ブイヨンはブイヨンなのですが。
マリアージュは、お互い邪魔しない夫婦という感じ。ギスギスはしてないけど、さらりとしている関係。現実は一番それがいいのかも。
バブルでしたね。
椀子シラー ロゼ 2021
キレイなロゼ。
先日、行った椀子ワイナリーで、直ぐ開けてもいいやつというオーダーですすめてもらったもの。
黒いコショウの香りがします。独特のスパイシーな香り。カレーくいたい。ナツメグっぽいのかな。
アセロラやカシスのような果実味に、じんわりとタンニンも感じる。温度高い方がいいですね。鶏くいたい。モツくいたい。
ピエモンテ ジョルダーノ バルバレスコ 2012
昔買った、激安バルバレスコ。10年経って、やっとタンニンがこなれてきています。若干、保存状態もあったかもしれませんが、褐変。ただ、タンニンもばらけてきて、テンプラニーリョのようなニュアンスも。
1日目はそんなで飲めたのですが、2日目、ちょっとしょうゆっぽい香りが・・・。
南アフリカ Cage シュナンブラン2021
南アフリカのスワートランドにあるA.A.バーデンホーストでワイン造りを学んだ佐藤圭史氏のシュナンブラン2021を開けました。猫のようなエチケットも魅力的です。しかし、それ以上に、香り高いシュナンブランに、脱帽しました。
A.A.バーデンホーストのシュナンブランは、以前飲んだことがありますが、大変に美味しかったです。もちろん金銭的な問題と、私の移り気な気質のせいで、継続して飲んでいるわけですが、魅力的な生産者であることは100も承知しています。そこで学んだというのだから、やはり期待は高まります。
洋梨、和梨、リンゴ、はちみつ、ホワイトペッパー、ニッキ…少しバニラの香りもあります。厚みのある華やかな芳香です。割とストレートな酸と、果実味の外側にホロ苦みもあって、口腔内の中央にアプローチしてきます。
なんだろう、この奇妙な陽気。ぬるい、あの春を思い出すね。
あるいは、日比谷シャンテのあたりでひたすら飲んでいたころを思い出すね。
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