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フランソワ・ミクルスキ アロース・コルトン 1er レ・ヴェルコ
ミクルスキは白に定評があるけれども、赤も案外美味しいんじゃないかと思って、ちょっとイイものを開けてみた。
アロース・コルトンのプルミエクリュ、Les Vercots、2017。
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まだ少し早かったかと思いつつも、ラズベリー、スミレ、ブルーベリー、シダーなど、芯のある酸のまわりに、果実味とタンニンが穏やかに感じられる。タンニンもまだ健在なので、鶏肉のオリーブ煮のキットをオイシックスで頼んだので、それと合わせてみた。合わないこともないが、高めあうというまでにはいかないか。
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アロース・コルトンはコート・ド・ボーヌの北端に近い村。コルトンやコルトン・シャルルマーニュなどで有名。ということは検索して知った。
飲み進めるうちに、ああしなやかな味わいってこういうことを言うのかと、杯を重ねてしまう。これは美味しい。このクラスだとさすがに妻も飲んでいる。なんということだ。シルキーの意味が多少分かった気がした。
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この間、マンガのおいてあるスーパー銭湯に行って、妻と下の子を待っているときに、『マリアージュ』の最終巻だけ読んだ。えっ、遠峰一青!えっ?みたいな今さらな感慨を持った。
私の叔父さんが膵臓がんで、腰が痛い腰が痛いとずっと言っていて、そしたら、膵臓が悪かった、ということが明らかになった。
叔父さんは、底抜けに優しい人だが、底抜けに気の弱い人だった。大きなことを言うけど、小心さがあって、人に何か言われると、クヨクヨしてしまい、反撃ということが出来ずに、会社を辞め、転職を繰り返した。
叔父さんの麻雀も、大きく勝つか、大きく負けるかの両極端で、二着ばかりの私とは、対照的だった。
ただ、もう、麻雀はやらない。大学の麻雀選手権で、勝負師というのは、こういう命知らずというか、何かを削っている人なんだ、ということがわかったし、私にその覚悟はなかった。叔父さんは、勝負師になりたかったけれども、そうなれなかった人なんだと思う。
むしゃくしゃした気持ちを酒で紛らわしていたんだろう。気持ちはわかるけれども、体を痛めるだけだと思った。そんな叔父さんは嫌いではなかった。騒がしい人だなと思ってはいたけれども、ちゃんと話すこともないまま、他界してしまった。そういえば、親族と、一人の人間として、キチンと話をしたことはないかもな。
辛気臭い話になってしまったが、遠峰一青、そんな風になりますか?と、マンガなのだけれども、ちょっと気になった。叔父さんは最後、痩せちゃってたから。
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やらずに後悔するよりは、やって後悔する方に、私もbetする。
同じ後悔でも、経験がたまって後悔するのと、経験なしで後悔するのならば、経験が積み重なった方がお得だと思うからだ。その経験をもとに、最後、小説を書こうと思っているから波乱万丈の方がありがたい。
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明日は、久々にランチしながらの打合せである。酒は飲めないが、少しずつコロナ以前の生活に戻れたらいいなあ。
もっと、食事できるところも開拓したいし、カフェ巡りも再開したい。
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