MEGA地震予測アプリについて

予報というのは、データの集積によって可能になるものだと思う。

MEGA地震予測というアプリがあって、月額380円なのだけれども、私は予報の正確さ云々よりも、累積的なデータ収集の試みに課金している、と言っていい。

もちろん、このデータ収集の方法自体が根本的に誤っているという可能性は排除できないけれども、どんな形で、どんなデータを集めているか、という方法論がフェアに提示されているので、ひとまずは信頼している。

その上で、予報を拝聴している。

このMEGA地震予測は、観測点に異常があると、「ピンポイント予測」といって、やや強い予報を発してくれるのだけれども、九州南部にも今回、ピンポイント予測が発令されていた。それが直ちに、この予測の確かさを証明してくれるわけではないけれども、地盤隆起と沈降のひずみのようなものが、本州四国と九州に明らかな差異として現れ、水平変動が静穏状態になってしばらくの間、という仮説は、今のところ説得力がある。

そういう意味では、南海トラフだけではなく、千葉沖、東北沖、根室あたりまで、三月くらいからずっと、異常であることをアプリは訴えていた。たまたま、それが九州南部だっただけであり、九州南部では、近過去に震度5弱の規模の地震が起こっていただけに、同じような挙動を示している千葉沖についても充分に注意しなければならないと思った。

千葉沖のものは震度3、4と、地震国の我々からしたら、そこまででもない大きさの地震であるので、若干見逃されているけれど、気をつけておかなければならないと思う。

結局、現時点では、予報といえども、1ヶ月の幅があるので、当たるも八卦に毛の生えたものだし、当たった当たらぬというのも、後出しジャンケンのようなものであるから、宣伝をしたいわけではない。

ただ、基準点を元に、水平変動、沈降隆起の変動を累積データとして、こちらが読める形で提示してくれているアプリとしては良心的であろうと思う。他にも、コラムなどが充実していて、読み物としても悪くないと思う。

もう一つ、半信半疑で、安い買い物ではなかったけれど、蓄電池なるものを設置した。これも宣伝をしたいわけではないけれども、実際検討されている人もいるだろうから、設置してどうだったのかについて、別の項で記していきたい。

能登の震災に遭われた方、この度の宮崎の震災に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。

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