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「マクロ金融情勢:インフレと高金利金融政策のジレンマから、リセッションリスクと金融政策へ焦点が移動する国際金融スジ」/今はかなり見えにくい先行き、この先が見えてくるのはもう少し時間がかかる。

これまでインフレを高金利金融政策で鎮静化することに金融当局も国際金融スジも関心を集中させてきました。
しかし、これだけの高金利政策を継続してきており、また金融政策は遅効性であることから、インフレ鎮静化のサインに重ねてリセッションのリスクが高まってきます。
このことがこれまでのインフレと高金利政策であった関心の的が、リセッションリスクへの移行を遅らせるようです。
現在の、市場の大きなボラティリティーはこのことに起因しているのではないかと思います。
そのことを感じる、記事が今日(12/18)のロイターのコラムに掲載されましたので紹介しておきます。

国際金融スジ、アナリストなどの金融関係者もその焦点をリセッションリスクに移行しているのがわかります。
そして、かなり先を読みにくいせいか、多少のロジックの混乱も見られるようです。それは、昨日の本コラム記事(下記)で引用した、豊島逸夫氏の記事にも現れていたと思います。

やはり、今の状況は金融専門家でも先行きの読みにくい、ある意味で混乱した状況が有りそうです。そうした意味で昨日のコラムで述べた見解は一面でかなり当たっているのではないかと思われます。

やはり、この先が見えてくるのには、なお少し時間を要するもののようです。

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