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世界情勢、歴史、政治、経済、金融

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ときどきの世界の、政治、経済、金融などの情勢についての良し無しごとを語らせていただければと思います。日本の国益を主軸に置いたエッセイになればと思っています。
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2023年6月の記事一覧

「岸田内閣支持率急落の理由は、マイナカードではない、LGBT理解増進法成立と対韓融和である!!このままでは解散総選挙はいつまでも勝てない、岸田内閣はそこを変わらないと潰れる!」/マイナカードはしっかりと正確な運用をして健保などの不正受給を防止すべし

岸田内閣支持率下落 以前に、岸田内閣はLGBT理解増進法成立すれば総選挙に勝てないだろうということを記事にしました(以下参照ください)。 どうやら、世論調査での支持率急落について、その理由がはっきりとマスメディア関係者によって明らかになったようです。 以下のBSフジ反町キャスターのつぶやきを見てください。 政権とその周辺や工作活動を受けたマスメディアの報道では、マイナカードの不手際による支持率減少だと受け止められているようですが、これは実際とは違うということです。

「ESGの用語『もう使わず』とブラックロックCEO」/左翼急進リベラリストの似非用語に騙されるな、ということがよくわかる。

ブラックロックCEOがついにESGの虚妄を剝ぐ発言 米ブラックロックCEOが、ESG(環境・社会・企業統治)という用語を「もう使うつもりはない」と明言した。保守強硬派と左派の双方がESGという言葉を「誤解」して「攻撃材料として使う」ためという、ことです。 国際金融スジも漸く呪縛を解かれたか 国際金融スジが左翼リベラリストに踊らされて、あるいは半ば自身も積極的に他を踊らせる形で使用していたESGなる用語の虚妄とウソ、そして実損になってきたことで漸く言葉の呪縛から離れようと

「28日欧州中銀シンポジウムでの主要中銀トップの発言を様子見としているが、当面下げ基調か、為替も円安継続間違いないのでは」

先週の記事で申し上げたように、株式市場についてはセンチメントが下げになっているような動きをしています。 市場は、28日欧州中銀シンポジウムでFRBパウエル議長、欧州リガルド総裁、植田日銀総裁、ベイリーイングランド銀総裁が集まり、どういう発言がされるのか、様子見しているということです。 様子見しても、タカ派的発言が出て来るだけだろうと思いますが、様子見せざるを得ない情勢なのだろうと思います。 リスクを取って投資するというタイミングではないということです。 日経平均も4日続

「メディアは円安円安と騒いでいるが心配要らない。日銀も金融政策やりやすい」

先週くらいからメディアは、円安円安とやけに喧しい。空騒ぎと言ってもよいのではないかと思います。 今日6/26(月)もロイターの下記記事を日本人アナリストが書いていました。 この記事も、日対米欧の金利差あるいはインフレの具合から円安が高じていくリスクを繰り返し繰り返し示しています。 そして、昨12月の黒田前総裁による上限金利を0.50%にした政策まで含めた日銀の金融政策まで述べているにも関わらず、その効果の心もとなさを敢えて述べています。 しかし、よく考えてみてください。

「どうして野村證券はいつまでもイケイケどんどん体質なのだろうか」/近々(23年5月6月)の日本株大幅上昇に際しての記事をみても・・・そうなら自分で情勢分析をやってみようと思い記事を書いています。

情勢分析の配信先や識者による違い 市場分析や金融情勢に関する記事については種々の配信先や識者の書いたものを見るようにしています。 比較的偏りなく見ているつもりですので、配信先や識者の所属によって特色があるのもある程度わかります。 野村系の情報のおかしさ すべてではないにしても、これまでも思ってきたことですが、野村證券の記事はかつてのバブルのころから見ていますが、イケイケどんどんの記事が頻繁にみられます。 これは、私が実際投資の窓口に大和証券と野村證券を設定してそれぞれで

「ようやくFRB意図通り市場冷却するか」/NYダウ連続下げ、ナスダックも下げ、日経も下げ・・・しばらくは下げ基調になる可能性有り

パウエル議長議会証言 6/21,22と米議会でのFRBパウエル議長の証言がありました。下院と上院でそれぞれあったわけです。 繰り返したタカ派発言 6月のFOMCでのタカ派発言も市場は見て見ぬふり的な反応に終始しましたが、今回の議会証言も繰り返し利上げ継続のタカ派発言をしました。 さすがにここまではっきりと利上げ継続を繰り返し明言することで、市場への影響も出てきたと見るべきではないでしょうか、ニューヨークダウは連続で下げ、ナスダックも6/23に漸く下げ、日経についても連れ

「円安定着と現今の昨年類似の様相について記しましたが、豊島逸夫氏が昨年との相違について議論していましたので論じてみます」

本コラムでは以前から円安定着と日本の金融経済について様々論じさせてもらっています。 そして、利上げの続く米国と日本の現状を取り上げて、昨年の今頃と現今の状況が類似しているとも言ってきました。 しかし、豊島逸夫さんが本日6/23のコラムで昨年との為替状況の相違を論じていました。参考になりますのでこれを引用し、少し先行きなどについて述べさせていただければと思います。 「今年の円安、景色は昨年と異なる」(金のつぶやき/日経) 本日6/23(金)豊島逸夫さんは上記記事の中で以下の

「仮想通貨陣営は徐々に主流派国際金融スジに取り込まれていく」/ブラックロックがビットコインETFを米証券取引委員会に申請

仮想通貨に新たな動き が出て来ているようです。 以前から本コラムでは、仮想通貨はしばらくネガティブだろうと言ってきました。もちろんそれには理由があり、金融引き締め局面で金融主流でない目に触るバブルはつぶしておきたいという当局の思惑があるだろうということも言ってきました。つまり国際金融スジの権力闘争の面があると。 米国が上下院のねじれ状態で、仮想通貨に関する法規制がすぐにはできにくいのでしょう、近々で新たな動きが出て来ています。 上記の記事は、国際金融スジ主流のブラックロ

「バフェットが日本に投資しているわけ」/現代ビジネスの記事は我田引水っぽいが、取り上げられることが何より重要。バフェットがその先に見てるのは?

さすがに国内メディアもバフェットがなぜ日本に投資してきているか、種々記事にするようになっています。今日6/21は現代ビジネスが記事を掲載していました。 この記事は、どうやら自著の宣伝のための記事のようで、記事自身はバフェットを引用して我田に水を引こうとするような記事ではありました。 しかし、こうやってバフェットの存在、投資手法、日本や日本経済、日本企業への認識がいろいろな形で世に認識され、日本の投資環境への理解が進むことは良いことだと思います。 上記記事にも触れられてい

「米国国際金融スジからの見方 豊島逸夫さんのコラム」/米欧利上げ中は日本株への関心薄れずということ

昨日6/19は米国市場がおやすみで、日本市場もここ二日ほどは比較的静かに過ぎていったように思います。 豊島逸夫さんのコラムが出ていて、今後を読むうえで参考にしたいと思います。 これまでも豊島さんは、日本株に関心を寄せているのは、国際金融スジではまだまだごく一部で、かつ日本の金融状況、企業についてよくわかっていないと言っています。 いまなお、実際に日本市場に投資しているのは、ごく一部であり、野球で言うならば3回裏くらいだとし、なお利上げが続きリセッションリスクの漂う米欧金融

「米為替報告、『操作国』の認定無し 日本は監視対象から除外(ロイター)」と「米為替報告書の監視対象から外れたことを歓迎=神田財務官(ロイター)」/こういう報道は極めて重要

「米為替報告、『操作国』の認定無し 日本は監視対象から除外(ロイター)」と「米為替報告書の監視対象から外れたことを歓迎=神田財務官(ロイター)」という重要な情報が記事となっていました。 これらの報道の意味:手に入れた大きなフリーハンド これらの報道は極めて重要で、今進んでいる円安についても米国は全く問題にしていないことの証左ですし、今後も日本のとる経済金融政策について米国は為替という意味でにおけるいちゃもんはつけてこないと宣言したようなものです。 日本は、大きなフリーハン

「為替については、みずほ唐鎌大輔に訊け!本日の記事も的確」/円安定着の構造は進む

円安構造の定着が進んでいます。今後中期的に円安が定着していくだろうという情勢にあるということは本コラムでも繰り返し述べてきました。 その際、みずほの唐鎌大輔氏の報文を良く引用してきましたが、本日6/19もまた良い記事が出ていましたので紹介します。 この中で唐鎌氏は、日本の金融資産が2000兆円あるが、そのうち97%が自国通貨円建てであるとし、円安基調の中、国際的に金融資産が目減りしている中で投資家はもとよりある部分は今後、高価値通貨に投資されていくことが想定されると説いてい

「FRB関係者のタカ派発言続くとの報道多し、ゴールドマンも同様発言。6/21,22のパウエル議会証言はかなりサプライズなタカ派発言がでるのでは」/こういう情報が今日の日経平均午後場の下げに繋がったのではないか

インフレ継続と利上げ継続のタカ派発言 先週末6/16までの相場は極めて堅調でした。FRBはタカ派だったのにもかかわらず市場はかえってそれを打ち消すように堅調を維持しました。 国際金融スジは、FRBを舐めている風にも感じられますし、事実そういう報道も目立ちます。 しかし、FRBサイドはその後ブラックアウト期間に言えなかったことを取り戻すようにタカ派発言を連発しているようです。下記の記事がその代表かと思います。 また、同様の発言が国際金融スジからも聞こえて来ています(下記)。

「年初円高・株安予想した識者がほとんど大勢。代表的には野村総研木内氏」

識者の大勢は円高・株安 今年令和五年年初の金融経済情勢を、円高・株安もしくは円高のみ予想した金融アナリストが多かったと記憶しています。 個人名を出して申し訳ありませんが、識者としてプロとしてやっている以上、こういう批判は甘んじて受けていただきたいと思います。 野村総研の木内登英氏ですが、いろいろか論説で繰り返し2023年円高説を唱えておられました。 代表的なものは、以下になります。年初に円高1ドル129円になりさらに円高が進むと情勢分析していました。 野村総研木内登英氏