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「米国国際金融スジからの見方 豊島逸夫さんのコラム」/米欧利上げ中は日本株への関心薄れずということ

昨日6/19は米国市場がおやすみで、日本市場もここ二日ほどは比較的静かに過ぎていったように思います。

豊島逸夫さんのコラムが出ていて、今後を読むうえで参考にしたいと思います。

これまでも豊島さんは、日本株に関心を寄せているのは、国際金融スジではまだまだごく一部で、かつ日本の金融状況、企業についてよくわかっていないと言っています。
いまなお、実際に日本市場に投資しているのは、ごく一部であり、野球で言うならば3回裏くらいだとし、なお利上げが続きリセッションリスクの漂う米欧金融スジは分散投資を余儀なくされており日本株に注目しているということです。
金融政策の節目として、8月下旬のジャクソンホール会議をめどと捉えているという様子も伝えてくれています。
たしかに、7月利上げは確定としても、9月以降での利上げ或いは見送り等、来年に向けた金融政策の方向性が出てくるのはその頃になるような気がします。

また、大事な情報として、豊島さんが伝えてくれているのは、Chinaへの投資についてです。現今の経済安全保障構造とChinaの経済状況からして当分は投資出来そうもないということです。
さらに日本については、経済安全保障上、投資案件も目立ち今後に期待できそうだと国際金融スジが捉えていることです。

以上の情勢は、これまで本コラムで申し上げてきたことと基本的に整合していると思います。
短期的には、8月くらいまでは、相対的に日本株への金融スジからの投資がつづくだろうこと、そして中長期的には、日本の政治経済がこのチャンスをしっかり捉えて(捉えつつあると思います)、投資と生産性向上のポジティブなスパイラルを回していくことで日本市場がさらに活性化してくるであろうことです。

そのような情勢を強化する、政府、民間の行動こそが今求められていると言えます。
しかし、徐々にですがそのような形ができて来ているような気がします。
一部政府に国益主軸の弱さがあるのが気になりますが、今後に期待したいと思います。


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