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教育と療育の違い

ある研修で、講師の先生から聞いた言葉が
とても印象的だったので紹介します。
皆さんは、教育と療育とは
どのような違いがあると思いますか?

療育とは、医療的なリハビリテーションである。つまり、治療・回復を目的とする
教育は、各教科等や自立活動を通して自立や社会参加を目指し、改善・克服することを
目的とする

つまり、療育は医療的立場からマヒを回復させたり、
動きを取り戻したりするリハビリテーションの意味合いが強いのです。
一方で、教育は自立や社会参加に向けて、
教育的ニーズを把握し、子どもの一人ひとりの実態に則した
改善・克服をすることを目的としているのです。
似通っている分、混同しやすい傾向があります。
それは悪いことではありません。
ただし、教育の立場を明確にしておくことが大切なのです。

ここで、教育の「改善・克服」という文言に着目しました。
「改善・克服」とは誰が一体するのでしょうか?
それは、子ども自身です。
つまり、主体的なものでなければならないのです。

改善するのも子供自身です。教師が改善するのではありません。
克服するのも子供自身です。教師が克服するのではありません。

どれも、子ども自身が行うのであれば、教師が一方的に
「足りない所を改善しろ!」
「弱さや苦手さを克服しろ!」
と強制的にやらせても、
自立や社会参加に結びつくものではありません。
子供に自身の課題や悩み、克服したいことを聞き、

「どうやったらそれができるようになるんだろう?」

と対話を通して課題の抽出を
引き出していく作業が大切になって
くるのではないかと思うのです。

主体的・対話的で深い学びをすることこそ、
子供自ら、課題に向き合い、
主体的に改善・克服しようとする
姿へと導くことなのだなと考えました。

言うは易し、行うは難し

ということわざがあるように、
口で言うのは簡単だけど、
実際に実行するのは
大変難しいことであります。
「教育」を行うことができるように、
我々は日々子供一人ひとりと真に向き合い、

成長のためにできることは何だろう?

という視点で取り組んで
いかなければならないと
心を新たにしました。

教育って、深く考えれば考えるほど
難しいものです💦
だからこそ

学び続ける教師

であれと昔から言い続けられて
きたのだろうなと再認識しました。
また、今日から勉強していきます!

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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