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59 九九を覚えるのに、「ククハチジュウイチ」が最高すぎる!

みなさん、子ども達へかけ算九九はどのように教えていますか?

通常学級ならば、教科書通りに一通り学習を進めた後、九九カードで練習し、暗唱テストで定着を図るのが一般的だと思います。

しかし、特別支援学級の子ども達は、ワーキングメモリーが低く、情報がスムーズに処理されずに記憶の整理が困難になることから九九の習得に至らないケースが多いです。また、機械的な言葉や数字の羅列を覚えることに関心が低く、苦手意識を持つ子どももおります。

今年度知的特別支援学級の担任を受け持っていますが、高学年でも、全員が習得できていないのが現状です。
「九九の歌」を繰り返し聞かせたり、カードやプリントで繰り返し練習したりしましたが、定着までは至らず…

結果、九九表を使いながらかけ算の筆算やわり算の学習を行っていました。しかし、3月も目前に控えた今、
「かけ算九九をマスターして進級させたい!」
との思いが強くなりました。当然、前年度でも九九はしていると引継ぎを受けており、かけ算九九に対してネガティブな意味付けがなされ、
「やりたくない、どうせ覚えきれんもん!カードを使えばいいさ!」
という状態です。そこで、私が同僚の先生に聞いたところ、よさそうなWEBアプリがありました。それがkuku81/ククハチジュウイチです。

Chromebookでプレイでき、完全無料。九九の答えを画面上のボタンを押して答えていく特支学級の子でも十分できそうな操作性です。
何よりいいのは、まちづくりモードです。九九練習を通して集めた宝石を使って、自分だけのまちをつくることができるのです。

九九練習をする→宝石がもらえる→その宝石で自分だけのまちがつくれる

「その宝石で自分だけのまちがつくれる」報酬が、ABC分析の正の強化となっていますね。さらにいいのは、宝石をもらうためにはかけ算チャレンジで合格しなければならないのですが、かけ算チャレンジをするためには九九れんしゅうをしてコインをためなければならないのです。かけ算チャレンジと九九れんしゅうをいったりきたりしながら、コインを集めて宝石をゲットし、まちをつくる。そのサイクルで、自然とかけ算を覚えていきます。

教えてくださった同僚の先生のクラスの子どもの保護者は、2年生までには覚えきれないだろう、4年生までにはなんとか覚えきれてしまえばという考えだったそうです。しかし。あそびながらプレイしていて、気づいたら九九をマスターしていたそうです。ぜひ、私も子どもたちに多くプレイさせて習得、活用まで向上させたいと思っています。

現在、700万人を超えるプレーヤーがいるそうです!(サイトを開いたらプレイヤーになる仕様のようですが)みなさんで、知らない方がいれば、ぜひ一度子どもたちにプレイさせてみることをおすすめします。

今回の記事は、以上になります。
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特別支援をベースにした教育は、現在、未来の教育のスタンダードです。教職員の方はもちろん、保護者の方、会社に勤めておられる方、これから大人になっていく方にも生きていく上で参考になり、日常生活で生きて働く内容・スキルになっています。ぜひ、みなさんと有益な知識や確かな情報を共有できればと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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