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セロトニン神経を育て、分泌を促進するためには、規則正しい生活と心のこもった関わりが大切である件

みなさんは「セロトニン」という言葉を聞いたことがありますか?最近、YouTubeの動画や書籍、雑誌などで「セロトニン」をよく目にするようになりました。セロトニンが人の幸せを司る非常に重要な物質であることを知り、私もとても興味を持つようになりました。実際、教育現場でもセロトニンを意識することで、子どもの成長に大きな影響を与えることが分かっています。今回は、セロトニンの効果とその増やし方についてお話ししたいと思います。

今回の記事は、以下の書籍を参考にしました。

セロトニンとは?

セロトニンは、体と心を安定させ、安心感や安全な気持ちを生み出す「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質です。セロトニン神経は、脳全体において重要な役割を果たしています。では、具体的に脳のどのような働きを助けるのでしょうか?本書籍に示されている3つの脳の働きを助けることが述べられています。以下に紹介します。すべて、小学校段階の子供にとって必要不可欠な能力だということが、一目瞭然です。

からだの脳…姿勢、睡眠、呼吸、自律神経などを管理する。生きるのに欠かせない機能を担う。
おりこうさんの脳…記憶や認知に関わる。また、言葉・計算の能力、手指を動かす力など、勉強やスポーツに関わる。
こころの脳…想像力を働かせる、判断するなど、「人らしい能力」を司る。

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セロトニン神経を育てるためには?

では、セロトニン神経を育てるためには、どうすればよいのでしょうか?
結論から言えば、規則正しい生活を送ることが大切です。朝に日の光を浴び、夜は部屋を暗くして寝ることで、脳内のセロトニン神経が活性化されます。これにより、からだの脳が正常に機能し、心身のバランスが整います。さらに、困難な状況に直面したときも、不安を乗り越えるための考えを自分で編み出す力がつくのです。

また、「姿勢が悪い」「落ち着きがない」といった問題も改善することが期待できます。特に睡眠不足は、セロトニン神経の分泌に悪影響を及ぼします。なぜなら、ノンレム睡眠中にセロトニンが分泌され、気持ちが安定したすっきりとした朝を迎えられるからです。睡眠は心のリカバリーにも重要な役割を果たします。

セロトニンの分泌を増やす5つのコツ

普段の生活の中でセロトニンの分泌を増やすためには、規則正しい生活を送る以外にも、以下の5つの方法が有効です。普段の子供との関わりの中でも、セロトニンの分泌を増やすことができるのです。

  1. 見つめる
    子どもを見つめることで、安心感を与えることができます。

  2. 微笑む
    微笑みは癒しの効果を劇的に高める力を持っています。

  3. 話しかける
    子どもに話しかけることで、良好な人間関係を築き、安心感を生み出せます。

  4. ほめる
    ほめられることで、子どもは「成功した」「うまくいった」という経験を積むことができます。

  5. 触れる
    スキンシップはセロトニン分泌を促します。ただし、触られるのを嫌がる子もいるため、スキンシップの方法を見極めることが大切です。

以上、セロトニンの効果と育て方についてご紹介しました。規則正しい生活と心のこもった関わりで、セロトニン神経を育てていきましょう。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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