頭が重い?市販薬で対処したい…。
頭が痛いって程ではないんだけど、なんとなく頭が重い日が続く。
そんな時に考えること、市販薬含めて効果がありそうな薬について。
良くなったり悪くなったりを繰り返し、今までにも何度も似た症状を経験してきたような場合、救急車で病院に行かないといけないような病気である可能性は低い。逆に、意識がもうろうとする、麻痺がある、ろれつがおかしい、視界がおかしい(見え方が変)などの症状を伴っている場合には、速やかに病院を受診した方がよい。
原因
片頭痛の症状として見られたり、肩こりに伴って起きたりすることが多い。他には、自律神経失調症や睡眠時無呼吸症候群なども原因として見られる。
今まで、「頭が重い」といって病院に来られた方を結構見てきたが、肩こりがひどい場合と、家庭や職場などでストレスがかかっている自覚のある人が多い印象だ。
上に記載したものでいうと、「肩こりに伴って起こる」場合と、「自律神経失調症」によって起こる場合である。今回はこの中の、「肩こりに伴って起こる」場合に絞ってまとめてみる。
なお、睡眠時無呼吸症候群は肥満の方に多く、片頭痛は閃輝暗点という前兆があることが多い。閃輝暗点とは、突然視野の中にギザギザの光の波が現れ、徐々に四方に広がり、その場所が暗くはっきり見えなくなる現象である。 一般的には10 ~ 20 分で解消される事が多い。ストレスによって起きているのなら、ストレスを避けるしかない。ストレスで体調を崩すほどであるならば、躊躇うことなく精神科を受診してみよう。
肩こりに伴って起こる場合
肩こりにより、頭痛をきたす場合は「(筋)緊張型頭痛」という。筋緊張によって、なぜ頭痛や頭重感がなぜ起こるのかについて調べてみたが、日本頭痛学会から出ているガイドラインには、「緊張型頭痛の病態や発症機序はいまだ不明である」とあり、よく分かっていないようだ。
痛みがある時の治療
治療は大きく分けて、痛みがある時の治療と、痛みが出ないようにする予防がある。
痛みがある時に効果があるのは痛み止めである。
市販薬で言えば、ロキソニンやイブ、バファリンなどが挙げられる。痛い時にはこれらで症状を和らげるのが1番である。
痛みが出ないようにする予防
予防には、抗うつ薬を始めとした薬による方法と、運動や鍼灸などの薬以外の方法とがある。
予防に用いられる薬として、アミトリプチリンなどの三環系抗うつ剤、チザニジンやエペドリンなどの筋弛緩薬が使われることが多い。
ただし、これらは病院で処方してもらう必要がある。市販薬で効果があるものとしてオススメなのが「葛根湯」だ。風邪のひき始めによく使われるが、この葛根湯は肩こりに効果がある。もし頭痛や頭が重い感じ悩んでおり、肩こりもひどくのなら葛根湯を試してみるのもアリだ。