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ステラおばさんじゃねーよっ‼️55.見知らぬアカウント〜友達申請

👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️55.見知らぬアカウント〜俺の人生? は、こちら。



🍪 超・救急車


チャットルームのお知らせ欄には《友達申請》の表示があった。

ayumuと言えば、小鳥遊さんの娘の歩ちゃんくらいしか思い浮かばない。

そしてアカウントのアイコンは、某テーマパーク人気キャラの熊が使われていた。

人ちがいなら登録解除すればいいと思い、一旦は申請を承認してみる事にした。

するとすぐに、「はじめまして!」と熊が手を振って挨拶する、動くスタンプが送られてきた。

続いてチャットメールが届いたので、カイワレはすかさずリプライした。

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@kaichan

ご無沙汰してます
以前新軸の喫茶店でご馳走してもらった小鳥遊歩です
覚えてますか?
年末の忙しい時期にごめんなさい
ママが最近全然元気がないので何か知ってるかなと思い連絡しました


@ayumu(╹◡╹)

歩ちゃん、ご無沙汰しています。
その節はありがとう!
あれから歩ちゃんのお母さんとは連絡取ってないから、わからないなー。
元気がないって、何かあったのかな?
俺からも連絡してみるよ!

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「どうしたの〜?」

「妹から初めて連絡がきた」

「お!会ってみたいな〜。お正月うちに呼んでみたら?」

ポーちゃんの中では会ったこともない歩が、カイワレを通じて自身の妹になっているようだ。

「いやいや、小鳥遊さんに元気がなくて原因分からなくて心配してるから。それに歩ちゃんは何も知らないみたいだし。呼ぶのも変でしょ」

「小鳥遊さん、やっぱり聖先生の御通夜から逃亡したのには何か後ろめたいものがあるのか…」

ポーちゃんは刑事の独り言のように言った。

「そりゃ、びっくりするでしょ!居るはずのない知り合いが、自分の姉の葬儀場に居たんだから。確かに聖先生の手紙の通りなら、小鳥遊さんにも昔色々あったのは間違いないだろうけど」

カイワレはちょっとムキになり、知波をかばった。

「そうであれば!」

ひかりが急に【刑事その2】の立ち位置で、言葉を発した。

「小鳥遊さんの真実も、教えていただかないとね♡」

カイワレもポーちゃんも、そろって腕組みしうなずいた。

「ふふっ、刑事ドラマみたい!」

ひかりは拳銃をパンと撃つ仕草をした。

混み合う商店街の真ん中で、カイワレとポーちゃんは心臓を射抜かれたポーズをとり、

「なんじゃこりゃあ〜!?」

と決め台詞を叫び合うのだった。

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