超・救急車

文筆家。座右の銘は、なるようになるです。 2023.7.10 解禁。 Twitter https://twitter.com/superambulance0?s=11&t=Nfo58b67b0BYvYW5qWUPKg

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  • とらねこ村<トランスミッション>

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ステラおばさんじゃねーよっ‼️ リンク集⑤ はつ恋 篇

第5部 はつ恋 篇、完結❗️ よかったら、参照ください。 —————————————————————- 《ステラおばさんじゃねーよっ‼️》完結❗️ 6ヶ月間、拝読ありがとうございました♪—————————————————————- 【第5部 はつ恋 篇】 86.秘密のスパイスカレー① あの感覚 86.秘密のスパイスカレー② 知波 87.家族が増えた日 88.忘恋(ぼうれん)の彼方 89.初恋の萌(きざし)①〜ボサノバ 89.初恋の萌(きざし)①〜シャンパン

    • ステラおばさんじゃねーよっ‼️ えぴろ〜ぐ

      👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️101.叶糸(かないと) 🍪 超・救急車 「ねぇ、たい兄?」 夜勤明けで無気力な妹は、リビングソファを占拠したまま仰向けで足を組み、だらしない態度でスマホをいじり兄へ話しかけた。 「ん?どした?!」 スマホを上下にスクロールしつつ、ひんやりした床に寝そべる兄もネットニュースを斜め読みしている。 「夏じい、ママよりスマホの操作(こと)詳しいよね」 「そうだね。母さんはガラケー脳が抜けてないからスマホにはまだまだ疎いね」 太士朗は一

      • ステラおばさんじゃねーよっ‼️101.叶糸(かないと)

        👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️100.《家族》の証言 は、こちら。
 🍪 超・救急車 出版関連の諸々が落ち着いた2月下旬、カイワレは萌と2泊3日の弾丸旅行を決行した。 萌と付き合い始めてから約4ヶ月間、カイワレの出版業務に忙殺され、ふたりはデートする時間すらなかった。 仕事の合間にずっと考えていた旅先は、萌の実家のある福岡県だった。 福岡県の観光特集の雑誌記事を目にするたび、カイワレは萌が生まれ育った故郷に想いを馳せた。 「福岡には、美味しい食べものが沢山あると

        • ステラおばさんじゃねーよっ‼️100.《家族》の証言

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️99.UMA(未確認動物) は、こちら。
 🍪 超・救急車 Q.あなたにとって、家族とは? ⭐︎ A.遠くて近くにあって、近くて遠くにある、心の中にあるもの。 あ、コレ、母さんの事ね。 今ある家族は、最高の宝物! ひかり、詩央莉、どんなときも一緒だよ!! (26歳、ゲームプログラマー) ⭐︎ A.そうだなー、家族…。 たまに面倒いけれど、自分も面倒くサイドになることもあるからお互い様かなー。 ママも兄もあたしを愛し、あた

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        ステラおばさんじゃねーよっ‼️ リンク集⑤ はつ恋 篇

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          ステラおばさんじゃねーよっ‼️99.UMA(未確認動物)

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️98.破水 は、こちら。
 🍪 超・救急車 「そろそろ、イキんでみましょう」 子宮口が開いてからさらに数時間が経過し、イキむのを我慢し続けたひかりの体力もかなり限界に近かった。 「ゆーっくり、深ーく、息を吐いてーーー、イキむ!」 助産師の合図とともに言われた通りの呼吸法で、ひかりは残された力を振りしぼり下半身に渾身の力を込めてイキんだ。 「ぬ、アぁーーーーーーー!」 ポーちゃんも同様に、少し遅れてひかりと一緒に叫んだ。 するとす

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️99.UMA(未確認動物)

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️98.破水

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️97.里帰り は、こちら。
 🍪 超・救急車 鳥海島からの帰船で歩がひかりに想いを馳せてから早5ヶ月が経ち、ひかりは臨月を迎えていた。 出産予定日間近になると、ポーちゃんは産休を取得し、ひかりの初産に備えた。 この頃になるといつ産気づいてもいいように、神林家のスタッフも四六時中、総出で見守った。 ひかりとポーちゃんの寝室には既にベビーベッドをはじめ、衣類、おむつ、遊具等が所狭しと置かれている。 性別は女の子だと事前に聞いたが、万一に

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️98.破水

          本年は♡ありがとうございました!来年も♡よろしくお願いいたします❗️

          本年は♡ありがとうございました!来年も♡よろしくお願いいたします❗️

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️97.里帰り

          「明けましておめでとうございます!」 カイワレ一家は、悠一朗の一部が眠る鳥海島へ里帰りした。 さらに3人はカイワレの祖父であり、知波の義父である夏男に会いに来た。 「ささ、遠慮なく食べてな」 やさしく言うと夏男は黙り、終始目尻を下げて新しくできた《家族》の話に熱心に耳を傾ける。 島でとれた新鮮な魚介類をふんだんに使ったおせち料理や島野菜が鮮やかに浮かぶ出汁の利いたすまし汁のお雑煮も最高に美味しくて、こうして会って話せるのがすごくうれしくて、それだけで皆の気持は盛り上

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️97.里帰り

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️96.出版狂詩曲(ラプソディ)

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜はつ恋Kiss は、こちら。
 🍪 超・救急車 カイワレ名義初の書籍出版が決定したのは、約3ヶ月前の散骨旅から帰宅した翌日。ーー 萌がカイワレの出版担当として若森に紹介され、その間萌との仕事を通じ、はつ恋も成就し公私ともどもカイワレは最盛期を迎える。 それまでに請負った他誌原稿の執筆と並行しつつ、出版プロジェクトも少しずつ進んだ。 月刊誌《Fabuleux》での連載見開き2ページの定期出稿の中から反響が大きかった24

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️96.出版狂詩曲(ラプソディ)

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜はつ恋Kiss

          初対面の神林夫妻にも、萌は早々に打ちとけた。 若森は陽気に酔っている。 「あれ〜、カイちゃん。さっきの寝言、何アレ?!」 呂律が回らないのに、いきなり叫びだす。 「違うんじゃぁ!萌シャーーーン!!」 外のチェアにいた萌は、若森の大声にびくっと反応し顔を赤らめた。 「もしかしてたいちゃん、萌シャンに恋しちゃったりなんかして?」 大きく目を見開き、ポーちゃんはカイワレをマジマジと見た。 「まあ、ね」 カイワレも否定しなかった。 「おめでとう、たいしろうさん!」

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜はつ恋Kiss

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜誕パ開会

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜ポテトラビオリ は、こちら。
 🍪 超・救急車 ピンポーン! モニターに映るのは、ポーちゃんとひかりだ。 ホールケーキが入った白箱を画面に映し、ポーちゃんは既にはしゃいでいる。 エントランスドアを解錠すると、ふたりはそのままエレベーターでカイワレ宅へ直行した。 歩が出迎え玄関で事情を話すと、ポーちゃんは忍び足で部屋に入っていった。 ひかりは相変わらず穏やかなほほえみをたずさえ優雅に廊下を歩いた。 ⭐︎ 「たい

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜誕パ開会

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜ポテトラビオリ

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️94.アイマスクの恋 は、こちら。
 🍪 超・救急車 「萌さ〜ん、呼ばれてますよ♡」 カイワレの部屋の扉を両手指でさし、小声で歩は萌を茶化す。 「寝言…でしょうか?」 とぼけたふりをしてみたが、すでに萌の顔と耳は真っ赤になっている。 恥ずかしすぎて、はるか遠くへ逃げだしたかった。 けれど手は休めず、適量のドライバジル粉末をマッシュポテトに混ぜ込み、丸めだした。 大きな四角のパスタ生地を一口サイズの四角に切り分けるさまは、萌の一所

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️95.祝宴の顛末〜ポテトラビオリ

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️94.アイマスクの恋

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️93.202×年11月1日 は、こちら。
 🍪 超・救急車 アイマスクをしたまま眠りに堕ちたカイワレは、夢の世界へつながる異空管をいつもみたいに全身でくぐり抜けた。 コネクト先は、小さな島の浜辺…。 振り返ると、朱い眼鏡をかけた萌が波打ち際に立っている。 「あ、カイワレセンセ♡」 「萌ちゃん、どうしてここに?」 「いやだわ、センセ〜!ここはあなたの精神世界の一部でシ。アタシはセンセに作り出されたマボロシぃ〜♪センセからあたし、今ど

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️94.アイマスクの恋

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️93.202×年11月1日

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️92.白色アマリリス〜花言葉のくだり は、こちら。 🍪 超・救急車 カイワレが目醒めたのは、昼下がりの時分だった。 ピピピピ ピピピピ ピピピピ… スマホのスヌーズ機能が何度もカイワレを起こそうと、躍起に鳴る。 ゆうべから徹夜し、朝方までかかってどうにか〆切直前の原稿を書き上げると、それからすぐにベッドへ傾れ込むのだが、それはついさっきの出来事のように感じてしまう。 厚手のカーテンが光をさえぎったままだから、まどろむカイワレの視界も

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️93.202×年11月1日

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️92.白色アマリリス〜花言葉のくだり

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️92. 白色アマリリス〜ブーケ は、こちら。
 🍪 超・救急車 若森はナイフとフォークを完全に置き、コーヒーに口をつけ話を戻した。 「《アマリリス》には、さまざまな花言葉があるんです。元々はギリシャ神話に出てくる少女と少年の恋のエピソードが由来のようです」 ふーん、花言葉…そう来たか。 アップルパイの出来栄えが素晴らしくて、知波は耳だけ若森に貸し、手と口はデザートを頬張るのに集中した。 「羊飼いの少女アマリリスが、同じ羊飼いの少年ア

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️92.白色アマリリス〜花言葉のくだり

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️92.白色アマリリス 〜ブーケ

          👆ステラおばさんじゃねーよっ‼️92.白色アマリリス〜 対 プレイボーイ は、こちら。
 🍪 超・救急車 皇居のお濠が見えるテーブル席で、ふたりはフレンチのコース料理に舌鼓を打った。 そこでは、渡り鳥のキンクロハジロの群れが優雅に水面(みなも)を滑っている。 その光景を横目に見つつ、コース最後のデザートを知波は心待ちにしていた。 「知波さんて花、お好きですか?」 「花?そうね花は…」 と考えるふりをし、知波は意地悪な逆質問をしてみた。 「わたし以外にもこのやり

          ステラおばさんじゃねーよっ‼️92.白色アマリリス 〜ブーケ