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私のアルバイト体験記~大学生活前半~

私は現在大学4回生。
これを書いている今は春休み中の2月で、3月には卒業して社会人になる。

そんなモラトリアム最後のひと時を過ごす中で、
ふと学生時代のアルバイト経験について振り返ってみようと思った。

高校は私立でバイト禁止だったので、
アルバイトを始めたのは大学1年になってからだった。
おまけに部活動すらしたことのないがり勉(笑)だったので、
働くことがどういうことなのか、全くイメージできなかったのだ。

そんな私が、どのようなアルバイト生活をしてきたのか。
そして仕事に対する考え方がどう変化していったのか。

就活時代の面接で語ってたような綺麗ごとではなく、
率直な本音で綴っていきたい。


1. 不動産会社でのデータ入力


最初に始めたアルバイトはデータ入力の仕事。
ひたすらパソコンの前に座って、物件の価格や諸々の費用などの変更を
HP上で更新していた。

勤務地は自由が丘で、週2~3日出勤、金曜日の学校終わりに3時間、土日は5時間ぐらいオフィスで働いていた。
時給は詳しく覚えていないが、たしか1020円ぐらいだったと思う。

データ入力以外にもファイルの整理や書類のコピー・スキャン
なども任されてた。
イメージとしては入社1年目の社員か一般職の方がやりそうな感じかな。?
制服貸与で黒のタイトスカートが支給されていた。ワイシャツや靴は自己負担。

大学1年の7月ぐらいに入社、大学2年の9月に退職。
(退職の原因はコロナで経営が傾いて人件費削減のため。)


概要は以上。ここからは、データ入力の仕事で学んだことをまとめていきます。


①メモはちゃんととらないとダメ

入社して一番最初に言われたこと。
当時は「単純作業だし一回聞けば覚えられるだろー」
と軽く見ていたので、メモも何もとらず、ただハイハイと
社員さんの指示を受けてただけだった。

そしたら同じようなミスを繰り返してしまって、この一言。
社員さんも自分の仕事があるので、一度教えられたことを二度も聞いてしまうのは申し訳ないよな…
と反省して、以降はメモ帳を持参して職場に向かうようになりました。

ちなみに、大学1年当時の自分は子供が使うようなキャラクターもののメモ帳(靴下にゃんこ)しか持ってなくて、
それ持ってたら社員さんに少し嫌そうな顔をされたのを
今でも覚えてる。ww

そりゃそうだ、余白に思いっきりにゃんこのイラストがあるので
文字書くところが少ない…。それにいい歳した大人がキャラもののメモ帳というのはいかがなものか。

ので、以降新しくバイトを始める時は
ちゃんと無地のメモ帳を事前に用意しとくようにしている。


② 商材に興味が持てないと苦痛

そもそも私が入社した会社は何をしている会社だったのか?

ざっくりいうと、女性向けコンパクトマンションのコンサルティングや企画協力だ。
マンションの購入を考えている女性を対象に、
物件のパンフレットやチラシ、書籍などを集めた「ライブラリー」
と呼ばれる場所で随時セミナーや個別相談会を開催していた。

私はこのライブラリーに置かれている物件のファイルを新たに作成、断捨離する作業も行っていた。
が、あくまでアルバイトなので、直接セミナーの運営に携わったり、お客さんの相談に乗る…なんてことは当然なかった。

さて、マンションのことを扱う会社で働いていた訳だが、
私自身はマンションに全くといっていいほど関心がなかった。
生まれてから今日までずっと同じ土地で暮らしているし、大学にも実家から通っている。
両親は転勤族じゃないので、引っ越しを経験したことももちろんない。

入社後も特段物件のことに興味は湧かなかった。
様々な物件の情報が載った資料を整理しながら、「自分は新たにマンションを買ったりすることはないんだろーな💭」
と少しアウェイな気持ちになったりもした。


結論から言うとそれが苦痛だった。
何の親近感も抱けない事業に、間接部門とはいえ携わらなければならないことがだんだんと苦しくなったのだ。
おまけにサポート業務ばかりだったので、こんな作業ずっとやってて将来何になるんだ?という疑問まで生まれてきてしまったのだ。


この時の思いはその後のアルバイト選び、就活での企業選びにも
大きく関わってきた。


③ 承認欲求が満たせない

これは私の人間性の話になってしまうのだが、
大学の友人とアルバイトの話題になった時にいまいち盛り上がらなかったのがとても悲しかった。

大学生のバイトといえば、周りで圧倒的に多かったのが
飲食店・カフェのホール、塾講、あとは小売店のレジ打ちとかだった。

「データ入力のバイトしてるよ」って言っても
へ~そうなんだ…で済まされるのが常だったし、就活でも面接官からの感触はイマイチだった。

今でも思い出すと若干しんどいので、
たぶん私は自分の仕事を他人に分かってもらいたい、認めてもらいたい
という承認欲求が強い人間なんだと思う。

会社の事業内容とか知名度とかはガン無視で、
ただただ楽そうだからというイメージだけでテキトーに仕事選んだら
後から後悔することになるんだな…
ということを学びました。


仕事はメモをとって覚える、興味のない事業内容をやってるところに行ったらダメ、承認欲求と向き合う。
以上が1社目のバイト先から得た教訓でした。🌠


2. ドラッグストアでの接客業務


2社目のアルバイト先はドラッグストア。
大学2年の9月に先の仕事をクビになってタウンワークで見つけた。
(一応社名は伏せておくが、カバのマスコットキャラクターがいるドラッグストア。)

主な仕事内容はレジ打ちと品出し、商品の補充に店内の清掃。
勤務先は芝大門で、週3日勤務。朝番と遅番に分かれていて、私は朝の開店から4時間~休憩込みで8時間ぐらい入ってたこともあった。

時給は結構高めで1250円。マックスでひと月に10万以上稼いだこともあった。
給与明細がwebだったので、今でもその時のスクショを記念に残してある。笑

ここも制服貸与で、上だけ青のジャージ?みたいなのを貸してもらってた。
下は自由だったけど、立ち仕事なので専ら黒か青のズボン履いてた。

昼ご飯は前職では社外に食べに出かけてたけど
ドラッグストアはバイトでも社割が使えたので、専ら現地調達していたな。

前職での反省を踏まえて、扱う商材の身近さと仕事の安定性
といったところでこの仕事を選びました。

接客バイトは大変なことも多々あった代わりに、結構得られるものが多かった。就活時の面接でもネタにできたし。(笑)
以下学んだこと一覧。


① 注意はされてるうちが華

私は周りに頼るのが下手なので、何か困ったことがあっても一人で抱え込んでしまうことが多い。
入って1週間ぐらいまではバンバン社員さんやパートさんに質問しまくるのだが、
1か月経つと「もう一人でも大丈夫だろ」と思い込んで、分からないことがあってもなあなあにして済ませてしまうことがある。
でその結果、後からクレームが入って社員さんに迷惑をかけてしまった。

具体的なエピソードは覚えてないのだが、「分からないことはちゃんと聞いて!」と何度となくバックヤードに呼ばれて怒られたことは覚えてる。

それで、入社2か月目ぐらいから、いつもシフト被ってる社員さん、パートのおばさん達の態度がよそよそしくなったんだっけ…。
3か月目からはシフト週3とかで希望出しても週1しか入れてもらえず、
全然稼げない日が続いた。
今思えば、使えな過ぎて肩たたき?されてたんじゃないかなと思う。

どの会社でもそうだと思うが、研修で会社(店舗)のすべてを教わることはできない。
店舗独自のハウスルールなんかは、その都度インプットしてく必要があるものなので、
マニュアルの基本動作ができたぐらいで調子に乗るのはNGなのだ。

だから、疑問点は極力その場で解消。
違うことは違うとはっきり言ってもらいやすいような、謙虚な振る舞いをしていないと、最終的に職場からの排除に繋がってしまう。


春から接客業の仕事に就く自分にとって、嚙み締めておきたい大きな学びです。


② ストレス耐性がついた

週3でバリバリ働いてた頃にも、ストレスの種はあった。
1つは、一緒にシフト入ってた気の強いパートのおばちゃん2名と
絶望的に気が合わなかったこと。
とにかく細かいルールを設けたがる人たちで、品出し・補充作業の度に並べ方で怒られ、嫌味を言われたっけ…💭
もう1つは、毎朝10時ぐらいに来る理不尽なクレーマーおばさんの存在。
品出ししてると「ジャマ!!」と怒るし、
お会計ではお釣りをトレーじゃなく手渡ししないとブちぎれる。

個人的にしんどかったのは、どちらかというと前者かな。
クレーマーおばさんは他のバイトの人とネタにして笑い飛ばせたけど、
一緒に働く従業員の中に敵がいたら正直笑えない。
やりづらくてしょうがなかったし、バイトの前日の夜は過呼吸もよく起こしてた。

こういった環境にいたせいか、仕事に対するストレス耐性はある程度ついたように感じる。
現在私は、就職先の企業(店舗)でアルバイトとして
一足早めに働かせてもらってるのだが、
どんなに注意やお叱りを受けても「あの頃よりかはマシか」と思えて
あまり辞めたいとは思わない。
社員さんもパートさんも先輩アルバイトさんもとにかく優しいし、
お客さんも理不尽に怒鳴り込んでくる人は少ないような気がするのだ。

義務教育の中で「守られて」育った自分にとって、
社会に出る前に世間の厳しさを知ることができたのは、
とても大きかったなと感じる。


③ 接客は承認欲求の満たせる仕事

店舗での接客は、誰もがある程度想像しやすい仕事だと思う。
それ故に、話のネタとして盛り上がりやすいなと感じる。

友人同士でも「こんなお客さんがいてね~」と切り出しやすいし、
就活でも「個々のお客さんに合わせた柔軟な対応を心がけました」と、
柔軟性をアピールすることができた。

データ入力やってた時のような物足りなさは感じずに済んだし、
何よりも「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といった
ポジティブな言葉を日常的に使うので、自己肯定感もとても上がる。

会社の商品を必要とし、利益をもたらしてくれる存在と直接関わることができるのは、同時に自分自身も必要とされている感覚が味わえて、
何だかとても嬉しかったのだ。
この思いが、就活における企業選びの原点になったのかもしれない。



結論、2社目のアルバイト先は半年も経たないうちにテナントの契約期間切れで閉店してしまった。
私の勤務もその時点で終了。

ここまでが大学生活前半戦、つまり3年生を迎える前までの話。

データ入力とドラッグストア、どちらも
ネガティブなエピソードの方が強く記憶に残っていることに気づいた。
後から思い返せば経験や学びとしてポジティブに捉えることはできるけど、
当時の記憶を脚色無しで掘り返すと、明るい話はどうしてもでてこない。

要するに、この時点での自分にとって、
働くことは辛いこと。でも働かないとお金貰えないし皆やってるから我慢して働かないといけない。

みたいな悲観的な認識だったのかもしれない。


では、それを踏まえたうえで
大学生後半戦はどんな仕事を経験したのか。
私の仕事観はどう変化したのか。

後編に続く!!(笑)








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