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反省するシナモン

12
その月の反省を書きます。文字を忘れないために。
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1感

1感

よく他人を間違えてしまう。大学内で同級生だと思い、「〇〇‼︎」と声をかけるのだが、いつも反応が悪い。おかしいななんて思っていると全然知らない他人に声をかけている。これが時たまペースならいいのだが、かなりの頻度でやってしまう自分にかなりの危機感とどういうつもりで他人で接しているのかと聞きたくなる。

いつも見ていることが常識だと感じてしまう。

それはきっと安全圏なのだろうが、逆に自分の目を細め、見

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成長元基

成長元基

魔人ブウ編の最後が嫌いだ。最後の最後に地球が壊されそうになり、倒せるのは悟空の元気玉しか無い。元気玉には多くの人の気を集める必要があり、悟空はテレパシーでみんなに協力を呼びかける。しかし世界中の人々はそれを空耳かのように流し、地球の危機なんてどうでもいいかのようにしている。まさにピンチ。そんな時にMrサタンが何をやっているんだ、協力しろよというとみんな手を返したように気を差し出して地球は救われる。

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敵わないな、年甲斐もない。

敵わないな、年甲斐もない。

一年が経つということになんの意味があるのか。不思議でならない。毎年、この時期になるとお笑いの特番が飽きるだろというぐらいやり、人々はやる気もないことを今更気づいて焦って穴埋めしようとし、綺麗にまとめようとする。それは他人事でなく、自分自身もそれを無視できずただただ流され周りに足並みを合わせてしまう。そんな季節がとても嫌いで、とくに元旦というなまぬるい過ごし方に嫌悪感を抱く。そんな自己を変人のように

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12、煩いし故意

12、煩いし故意

12月はムラが悪く目立ちまくりました。寒さがキツくなり、布団でヌクリとするにはうってつけであると同時に動くには向かない日々が始まったことにうんざりとして濁した冬の雲をぼーっと眺めて現実逃避した日々でした。最近雪が久しぶりに降ったのですが、子供の頃のような興奮ではなく無に近い気持ちになってしまった自分に気づいてなんか嫌悪感を抱いて悲しかったです。もしかしたら大きくなってあんなに厚いと思っていた雪が実

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11な、11なはもういいと

11な、11なはもういいと

11月は誇れるほど体たらくな月だった。先月のなにかと忙しい日々に対して、ただ日に日に年はくれ、ぬくぬくとストーブの前でうたたね、体を起こし布団に入る。そんな毎日を送っていたに違いない。意味もなく制作とカッコつけて人形を作ったり、光る粘土で遊んだり、要らぬものを運んだりすることが毎日で楽しいと思いつつ、後ろめたく思うのは当然に感じる。何か自己のエッセンスを日に日になくしているにではないかと疑問に思う

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本末10倒

本末10倒

10月は体が忙しい月だった。月の始まりに見事に体を壊し、そのまま入院。大学の後期の最初の一週間はベットの上で過ごすことになった。体調が戻った後の大学は何も変わらず、ただ真面目に楽しそうにみんなは制作をしていた。結局負けじと頑張ったところで時間は戻らず、中途半端な形で提出しなければいけなかった課題はとても不満で、体を鍛えるようにしようと深く反省した。昔は週に4回ぐらい剣道の稽古に行っていた私でもそれ

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9汁を舐めても

9汁を舐めても

9月はよく振り返る日々だった。季節の変わり目と言うように8月の暑さは消えて、秋らしい昼間の暑さと夜の冬が来ると感じる寒さが際立って感じた。一個人としては急激な変化というものに負荷を感じるたちなので少し辛い。しかしこの季節に夜スローテンポの曲を流しながら帰る電車からの景色は一層魅力的で素敵と言えるだろう。今も高速バス越しから夕焼けを見ながら聴く、くるりの「ワールドエンド・スーパーノヴァ」は最高に感傷

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しけた8竹、消えない蝋燭

しけた8竹、消えない蝋燭

8月は不平不満もないような日々でした。大学も休みに入り、このご時世外に出ることもない。ただ肉塊を切り崩して食すような淡々とした生活。これは4月、5月も似たような生活だったのですがあの時のような堕落とは違い、むしろ熟成していくように感じます。先月までは否応なく多人数と絡みもつれ疲れ果てていたのですが、この一ヶ月で私自身あまり多くの人との交流をすると逆にストレスなのだなと発見しました。物事、どこかに「

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不幸を預ける7屋もない

不幸を預ける7屋もない

7月はドッペルゲンガーのようだった。大学も始まり、少しずつなれだした。前までは人と関わるなんてどうでもいいなんて思っていたが、結局元はおしゃべりで自意識が高い人間なもので人と話すと言うことはやはり楽しい。1年間ほぼ一人で製作していた身としてはこの環境はなんだかんだ嬉しいと思ってしまうのは必然なのかもしれない。いやそうしよう。その方が気が楽でいいもんだ。
しかしこう人と喋るようになると気づいたことが

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はい、お4まい

はい、お4まい

4月はあっという間に終わった。早く過ぎたというより地味に減っていたったと言ったほうが正しい。アラスカにある氷河が海に崩れていく光景が思い浮かぶ。じまじまと二十四時間単位でできた塔は砂に埋まっていったのだった。こう文章に書き起こしてみると、むかっとするもんだ。
この一ヶ月、ひたすらに愚鈍でポツネンとした生活にしようかと思っていたけれど、この流行病が突如終わった時にきっと後悔するなんて思いチマチマと動

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は5入り生活

は5入り生活

5月はよくアラを探して過ごしていた。数ヶ月前までは受験という一つの目標が体いっぱいを満たしていて、いつもそれが漏れ出さないかと心配になっていたが、こうして大学生という安地についたことでポッカリと自分の意識化に穴が空いた感じだ。さらに自粛という風潮が追い風となって、より自身のこと、周りのことを鋭敏にかんじるようになり、良くも悪くも色々気づく結果となった。
まず家族のことだ。普段だと1日の6分の1ぐら

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悔いなし、用無し、6でなし。

悔いなし、用無し、6でなし。

6月は写鏡のようであった。学校もようやく始まり、今一度自分に身分が与えられたということを噛みしめることになった。そのような環境に出会いというものは不可欠で、それは拒むことも受け入れていくということも自分にはハードルが高いものだと実感した。その実感はあまり身にはなってないように感じる。
先月まで恋い焦がれる男であった私もいざ学校が始まってしまうとやはり億劫なもので、自分の中の空想と未来はノストラダム

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