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悔いなし、用無し、6でなし。

6月は写鏡のようであった。学校もようやく始まり、今一度自分に身分が与えられたということを噛みしめることになった。そのような環境に出会いというものは不可欠で、それは拒むことも受け入れていくということも自分にはハードルが高いものだと実感した。その実感はあまり身にはなってないように感じる。
先月まで恋い焦がれる男であった私もいざ学校が始まってしまうとやはり億劫なもので、自分の中の空想と未来はノストラダムスのように外れた。学校という環境に身を置くのは一年ぶりであった。しかしその一年の間に学校というものが屈折していたようで、明るいものだと思っていた。しかしガイダンスが始まった途端にフラッシュバックが起こり、学校の本質に気づかされた。見事な罠だという関心で胸いっぱいであった。
そんな感じで始まったのだが、今はどうかというとさして変化はない。面白さも月並でここに書いて、笑われるほどの出来事もない。昨日、顔見知りの人と話した。彼は私と同じ志望校で同じ試験室であった。それだけの接点だと顔見知りと言えるのかはひとまず保留しよう。私はその一回の面識かと思っていたのだが、どうやら2、3あっているらしく、彼の眼中に自分の存在が写っている嬉しいものだが、どこか不気味でもあった。そのあと彼はすごいペースで話をするものだから、私は追いつくのもやっとであった。しかしそれに気付いていないのか、話は一方的で マジかよとショックを受け、途中から上の空で会話をしていた。彼は仕切りに「俺は最高傑作を描いた。」といっていた。気持ちはわからないでもない。でも自分自身にしそんなものができてしまったら、秒で自殺してしまうのでどこか納得できず、もやもやここにとどまれりといったところである。反応に困っていると彼の友達が来て、同じことを言っている彼に死んだ目で会話しているのを見て、これでいいのかとふに落ちたものだ。
似たような話で言うと会話の切り上げが難しい。特に誰もその能力を持ち合わせてないと地獄なのだ。彼のような口があれば、見事なオチを作り、拍手喝采で下手へ下がっていくのだろう。そこはとりあえず今後のスキルアップにしていこうと思う。
最近浅野いにおさんのYouTubeをみながら、作業している。アシさんの畳ゆかちゃんと一緒にゲームをしているだけの動画なのだが、二人の会話が最高に面白い。飽きがこない。
本人たちも焚き火の動画を目指してるからとぼやいており、そのまま生きてくれと切に願うばかりである。
まだ六月は一週間残っている。もし何かあったら、追加で書こう。MONKでも聴きながら寝よう。ここに酒があれば最高だ…まあないのだが。

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