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はい、お4まい

4月はあっという間に終わった。早く過ぎたというより地味に減っていたったと言ったほうが正しい。アラスカにある氷河が海に崩れていく光景が思い浮かぶ。じまじまと二十四時間単位でできた塔は砂に埋まっていったのだった。こう文章に書き起こしてみると、むかっとするもんだ。
この一ヶ月、ひたすらに愚鈍でポツネンとした生活にしようかと思っていたけれど、この流行病が突如終わった時にきっと後悔するなんて思いチマチマと動いた。基本的にコピー用紙に向き合うことになったけれど、何か違うように感じた。今までは課題に答えていればいいという最低限のラインがあったが、このラインがない上にそこを自分でせんびく必要がある。きっといつか慣れるのだろうけど、はじめの一歩を踏み出すときはいつも不安で、そこから100ぐらい踏み出すときはまるで小鹿の歩みでみっともない。毎度毎度不安になって固くなる癖があることはわかっているが、きっといつまでも変わらないんだろう。あーみったくない
しかしどこにも出かけられない生活は思ったよりも退屈みたいだ。なので本を読むようになった。「四畳半神話体系」と「知識人99人の死に方」を読んでいるのだけれど、どちらも途中でやめてしまった。本を読む上で必要なのは時間とそれを読みたくなるストレスが大切なんだなと感じた。だから高校生の時はよく読めた。きっと全盛期だろう。
同じく映画も見始めた。でも集中して見れない。やっぱり映画館に行ってみたいな。大手よりも隠れたところでゆっくりみたい。この軟禁が終わったらみにいこう。
あとマイクラを始めた。スマホのゲームで課金するのは人生初めてで、ローソンでiTunesカードを買う時はこの月一番のドキドキだった。でやってみるとすぐにはまった。あまり戦闘は得意ではないので、すぐに殺されてしまう。結局y軸11でずっとダイヤ求めて掘っている。果たしてこの課金に意味はあったのだろうか、しかし人から勧めてもらったものなのでそんなことを言っては行けない。というかそれはそれで楽しい。勧めてくれてありがとう。ゲームは楽しいのだが、果たしてこれがいい息抜きとなっているのかはやぶさか不安だ。昼に身のない作業をしても定期的にくる夜のご褒美に意味があるのだろうか。なんてふとプレイ中に思い立った。でもそこは自分次第だからなと都合よく納得させて、もやは晴れた。
至って普通の生活に戻って欲しいと願う。

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