【自分に手紙を書こう】心がよわった一人の夜の過ごし方。
こころが時々、よわる。
いや、もともとセンチメンタルなほうで、わりにいつも、胸のどこかにすぅすぅする感じを抱えている。
先週のある夜もそうだった。
なんだか気温が低いのもあって、なんだかものがなしい。
ふとんにくるまって読み途中のエッセイや、ちょっと前の日記をぱらぱらとめくったりしていた。
恋人はバイトだし、寮の人たちは帰省シーズンでほとんどいない。
家自体にすきまかぜが吹いているようだ。
そんなときにスクランブル交差点を眺めるように、ツイッターを眺めていた。
つーっと指を滑らせていると、ふと、あるツイートに目がとまった。
『自分あてに手紙を書きましょう。思い切りほめてあげましょう。そして、返事を書きましょう。』(暮らしのヒント集bot)
アンジェラ・アキやん。
でも、なんかいいかも。
そう思って、布団からおきて自分に手紙を書いてみた。
固い椅子に座り、机に脚をなげだして。
自分に手紙、というのは日記ともちょっとちがう。
誰かに何かを相談するのとも、ぜんぜんちがう。
自分の感じていることが、不思議なほど素直にことばになった。
「実はね、不安なんだ。大学3年の夏から、ずっと足踏みしてばかりでどこへも進んでいないんじゃないかって」
「就職して働き始めている友人たちを、一方ではうらやんでいる」
「海の底で、遠く上のほうが荒れたり日が差したりするのを、ゆらゆらとながめているだけの3年間だった気がする」
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手紙、というこころに寄り添う素材に、客観的にならぶ言葉。
今晩は、これにお返事書いてみようとおもいます。
サポート頂くと、家に緑が増えます。たぶん。