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ゴリラのお気楽論考術2

どうも。
猿人全開ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ
サンシャインゴリラ🦍です。

人間社会で討論が上手になりたい、コラムニストの主張する言外の含みを理解したい。そういう思いで論考術を書くに至りましたが、何かの参考になっていたり、考えるきっかけが生まれたら満足です。

今回書くことは、2つの主張がぶつかり合うときに、どちらに悪意と狡さが見え隠れしているか気付くことができるようなことを書いていきます。

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1)斜に構えたことしか言わない人に気をつけて

言うなれば冷笑主義者。この手の人間は最初から議論するつもりなんてなく、始終自分のことをディスるだけの人。卑怯なだけで中味はありません。中味を問うても無駄なことが多い。議論を混乱させることが目的なので、議論の中で主導権と発言権を持たせないように排除させることが最善の対策となるでしょう。

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2)ご飯論法

「ご飯論法」とは「朝ごはんを食べましたか?」という質問に「(朝、パンは食べたけど、お米のごはんは)食べていない」と答えるようなやり方である。

自分は意図的にご飯論法を使うことはないけど、複雑な質問に対してご飯論法的な感じで答えを返してしまうことがある。特にスピードを求められる時に、とっさに返す。意地悪するつもりで答えるわけじゃないけどね。怒られたくないからっていう自己防衛のカケラもなく、言っちゃうことがある。だから質問に質問で返すようなことをすることもある。「質問の意図」について確認がしたいだけだ。イラついてんのか知らねえけど、質問の意図を確認したところキレだすことがあるような経験をしたから普段の上司と部下の関係にいるコミュニケーションに疲れてしまうことが何度もあった。

丁寧に返したいと自分で考えれば考えるほど喋るのが厄介になるけど、生きていく上で気にしすぎてしまうと本当に頭がおかしくなりますので、一度強く言い返して反応を見ることもよいでしょう。大体相手に下に見られていることが多いです。

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※わらび餅のイラストですがお許し下さい

3)きな粉餅論法

立憲民主党の川内博史衆院議員が「笑い話」として紹介したものだ。部屋の中に一人しかいない。部屋の中に一つあったきな粉餅がなくなっていた。部屋の中にいた彼に「あなた、きな粉餅食べたでしょ?」と聞いたら、「絶対食べてない」と言う。「だけど、きな粉が口のまわりについているよ」と追及すると「この口のまわりのきな粉については現在調査中である」と答えた、というものである。

初手からきな粉を餅食った前提で話を進めております。部屋に誰が出入りしたかを立証してからきな粉餅を食った食ってないの話に進むべきかもしれない。食ってないと言われたら返す言葉として、誰が部屋に出入りしたかを説明することから始めないと、正しい質問にはならない。前回話した論点先取と似ている。

既婚者が別の男性や女性とホテルに入って一夜を過ごしたことが夫や妻にバレたら確実に揉めるだろう。証拠写真だってある。だが、そこで「何もしていなかった」と強弁するのが「きな粉餅論法」だ。あまつさえ「それなら(セックスした事実を)証明してみろ」と逆ギレする。そんな相手とは、さっさと別れたほうがいい。

証拠写真という4文字があります。これは現場を抑えたぞということで議論の場に持ってきておりますが、不倫をしているという結論から話を持ってくる時点で疑って下さい。不倫ときな粉餅の話題って関係ありそうに見えるけど、証拠写真ときな粉が口に付いているって同列に語るのはちょっと無理筋感ある。写真はありのままを写し出すけれど、文章化、言語化をしないと確固たる証拠として取り上げにくいでしょう。既成事実(すでに起こってしまっていて、広く承認されている事実。承認が当然とされる事実。)として取り上げる気満々です。詰められた側は何も語らなくなるのは当然でしょう。

総括しますがご飯論法もきな粉餅論法も初めて聞いた論法だけど、他人にわかりやすいよう政治家やライターの方が主張されたのが始まりなのかなと思いました。サジェストを見ると「流行ってない」と出ますが、確かに聞いたことない。第一印象でネットスラングの「許して下さい、何でもしますから(何でもするとは言ってない)」の亜種かと思いました。

-終了-

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