チュニジア産ネロリ精油のお見舞い
「ハーブ スパイス」の香りとの初めての出会いは10代。
人生の大半を共に過ごし変わりゆくライフサイクルの中での香りの記憶と体験談です。
思いがけずネロリの精油
看護師復職でスクールを離れ企業内クリニックで勤務と同時に、アロマ講師活動をしていた頃。
講師活動のための精油や資材をスクールの恩師に卸してもらっていました。
ある日私は膝を数針縫う怪我をしてしまい、自宅安静となりました。
その間に講座準備をしようと注文の際、世間話とともにその時の状況を伝えたと思います。
納品された箱に、注文をしていない「ネロリ精油」が入っていました。
特別なラベルで「チュニジア視察記念」。そして手紙が添えらえていました。
恩師からの直筆の怪我へのお見舞いのメッセージでした。
「傷がついて落ち着いたら、キャリアオイルにブレンドして塗ってご覧なさい。
手持ちのフランキンセンスとブレンドしてもいいですよ。」
と言うような内容でした。
ネロリは抗ストレス、鎮静作用で有名で、ストレスフルなライフスタイルの中で嗅ぐとすーっと染み込んでくるようです。
そしてローズやジャスミンなどと並び高価な精油でもあります。
ストレスからくる肌トラブルを予防し、皮膚のサイクルを助け、また皮膚を柔らかくしてくれると言われ、スキンケアでも使われる精油です。
またフランキンセンスも同様で、どちらもアンチエイジングのスキンケアで紹介されます。
ネロリの鎮静作用と恩師の心遣い
講師でもある私には、「ネロリ」と自身の怪我の状況を見ればすぐわかるだろうと
高価な上、特別な精油をお見舞いにと言う心遣い。
いつものネロリとは少し違う、より芳しい香りがしていたような思い出があります。
もちろん自分にも使いましたが、もったいなすぎて、
講座の際はいつもそのエピソードの紹介にたくさん利用させていただきました。
ネロリ
ビターオレンジフラワーから抽出される精油。
１７世紀、イタリアのネロラ公国の公妃が革の手袋や入浴などでこの香りを愛用していたことかから「ネロリ」と言う名前になりました。
優しくオレンジのような香りも隠れるフローラルな香りです。
心にたいする働き
…極度に興奮した状態の時、ヒステリーを起こした時、ショックを受けた時の気分を鎮めます。そして平和な感情を浸透させます。
肌にたいする効果
ネロリは著しい皮膚細胞成長促進特性があり、皮膚細胞の更新を助け、肌の弾力性を改善させます。…
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