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自律的な選択

先日、初めてコーチングを体験したという友人がいた。
これからのキャリアについて悩んでいたので申し込んだとのこと。

体験してみての感想は、自分の進む方向が分かったけど、コーチング序盤はなんだかもやもやしたとのこと。
なぜなら、こちらの悩みに対してアドバイスがほしくて申し込んだのに
質問ばかりされて、このコーチ大丈夫かな?と思ったとのこと。その友人は、コーチングを通して何を得たかったのか。

おそらく進むべき方向を指し示してほしかったのかなと思う。
ただ、答えはコーチにはわからない。
その友人のなかにしか答えはないのだから。
でも大抵の人は自分の中の答えになかなか気づくことができない。
だからコーチがいる。


コーチングは、質問型のコミュニケーションを行い、目標に対して相手がとるべき行動を自ら選択することを促す手法であり、自律的な選択により行動を誘発することを実現できる。

質問に答えていく中で、自分でも気づいていない部分に気づくことができる。(潜在的に心では感じているが思考が邪魔をして隠れてしまってることが多い)


また、無意識に"こうであるべき"、"こうしなければならない"
と視野や思考を狭めてしまっていることがあるが
コーチングによって視野を拡げ選択肢を増やすこともできる。
これはコーチングを受けなくとも、日々、自分自身に
「本当にそうだろうか?」
という質問を投げかけていると、驚くほどたくさんの鎖で自分を縛っていることに気づく。


視野が広がり、思考が柔軟になり選択肢が増えた。
あとは自分は何を選ぶのかという事。
その選択は何のため?
本当に自分が望むことか?
それをする自分を好きでいられるか?
自分がそれを選ぶことで不利益を被る人はいないか?

自分のことをわかっているほどにその選択は速く潔く迷いがない。

コーチングは、答えを教えてもらうものでもなく、進む方向を指し示してもらうものでもない。

自ら選び、そしてその選択を実行していくもの。


自分自身にも相手にも、選択肢を広げるコミュニケーションを心がけていきたい。
そして、それを実行する、現実を変える行動力を養っていく。

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