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ブルーノ・ルデルフ「ショコラセレクション 9」の感想

ブルーノ・ルデルフは数年前に一度食べた事があるのだが、当時は深く考えずパクパク食べていたので全く味を覚えていない。なんだか勿体無い気がする。というわけで、もう一度食べる事にした。今回は味を忘れぬよう、感想を書く。

ブルーノ・ルデルフ「ショコラセレクション 9」

そばのプラリネ
ものすごく香ばしい。付属の説明書を見る限り、このザクザクというか、ジャキジャキした歯ざわりは、恐らく蕎麦の実だろう。食べるのが楽しい。そば系スイーツには些か抵抗があったのだが、とても美味しかった。なんだか、嬉しい。

トラディション ノワゼット

ヘーゼルナッツのプラリネが、ザクザクと楽しい歯ざわり。香りはもちろんのこと、口どけがとても良い。甘いが、意外と後味はスッキリ。

トラディション アマンド
アーモンドの味がしっかりと感じられる。とても柔らかい。なめらかだ。なんというか、基本的にどれもプラリネの食感が良い。ザクザクした歯ざわりが最高。

ポム
齧るときの、ヌヌヌヌ…っとした感触。リンゴのコンポートだ。更にシナモンのガナッシュも入っているので、まさにアップルパイの味。遊び心が素晴らしい。

デュオ キャラメル バニーユ
バニラキャラメルの奥行きある香ばしさ。プリンのカラメルを思い出した。ダークチョコレートがこの甘香ばしさを演出してるのだろう。たまらん。

フィグ
イチジクの深みある味わいを、ビターガナッシュがうまく引き立ててる。爽やかさよりも、奥深さが印象的。

シトロン キャラメル
レモンの酸味がかなり効いてる。いわゆる、キュンとした酸っぱさ。なるほど、これはビターだからこそレモンの酸味をうまく引き立てられるのだな。

トラディション ガナッシュ ビター
プレーンダークガナッシュをダークチョコレートでコート。シンプルにうまい。苦みよりもコクがつよい。コク。

テ ヴェール
抹茶ガナッシュの甘味にホッとする。ただ苦味もしっかり感じられる。濃厚な抹茶ミルクのような味わい。フランスから出発し、日本に帰ってきたかのような気分だ。

今回、ブルーノ・ルデルフの「ショコラセレクション 9」を食べてみて、ビターが入ることで成り立つ甘みや酸味があることに気が付けた。もちろん、頭の中で理解はしていたのだが、舌の上ではっきりと体感できたことが私はとにかく嬉しい。食べて良かった。


<資料>
・付属の説明書

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