見出し画像

夏の味

こんにちは、すのものと申します。文系の大学生で、いろいろなもののオタクです。今回は初めましての挨拶がわりに自分の幼少期の夏の思い出について書きたいと思います。

小中の夏休みは、曽祖母の家に泊まるのが我が家といとこ一家の定番でした。曽祖母の家は海の近くだったため、泊まっている間は毎日海水浴に行きました。

海までの道の途中にあるセブンイレブンに寄ってお昼を買い込むのがいつもの流れだったのですが、私はほぼ毎回同じものを選んでいました。魚肉ソーセージ、冷凍枝豆、塩むすび、おはぎです。
よくわからないラインナップだと思うので、まずは魚肉ソーセージから。

魚肉ソーセージ、ギョニソは、なぜかわからないけど夏になると無性に食べたくなりました。砂がついた手でも楽に食べられるし栄養もあるので、バクバク食べていました。次に冷凍枝豆。これは物心ついた時からずっと枝豆が好きだからです。砂浜においておけば自然に解凍されるし、波に揉まれて口の中がしょっぱくなっているので塩を加える必要もありません。殻を剥いて現れるぷりっぷりの枝豆の歯ごたえが大好きでした。そして塩むすび。お米に別のものが混じるのが嫌いだったので、塩むすび一択でした。シンプルだけどこれが1番美味しい。(異論は認める)

ここまでくると流石に口の中がしょっぱくなりすぎるので、口直しに甘いおはぎを食べます。お盆の時期になると毎年レジ前に並ぶおはぎに、まんまと釣られていました。きなことあんこの二種類。周りは砂しかないので、きなこが舞い散るのを気にせず思いっきり頬張りました。
これらの品々を水平線を見ながら無心に口に運んでいる内に、暑さと泳ぎ疲れで溶けていた体がだんだんと輪郭を取り戻していくような感覚が好きでした。

この最強ラインナップでお腹いっぱいになってまた海で遊ぶ合間の水分補給は、決まって母親が1番大きい水筒に詰めてきたカルピスでした。1番オーソドックスな。あの爽やかな甘味で一気に体が落ち着くの、今もカルピスだけな気がする。

当たり前ですが今コンビニに走ってギョニソやら枝豆やらを買ってきて食べても海で食べた時の味にはならないわけで。日焼けしたくないとか後片付けが億劫とかで足が遠のいてたところにコロナでめっきり泳いでいませんが、今年の夏は海で泳げたらなと思います。

以上、私の幼少期の中で特に鮮明に残る夏の記憶について、つらつらと書いてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました。

追記:写真は私が毎年泳いでいた房総の海です、飛び込みたい!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?