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「思春期」とタカ

すっかり、ミニシアターの雰囲気が気に入ってしまい、昨日、またシアターキノへ足を運んだ、前回行ったとき予告で観た「その手に触れるまで」という映画だ。舞台はベルギー。普通の少年がイスラム教に傾倒してしまい、指導者の言葉を信じ、学校の先生を敵と考え、殺人未遂まで起こしてしまう。思春期のこころの変化と信仰心が少年の中に蠢く、そんな映画だった。ちょうど私の息子もこの映画の主人公をと同じ年ぐらいの年、思春期真っただ中だ。映画を観ていても、息子と重なる部分が多くあり、主人公の親の気持ちとリンクするものがあった。さて私の思春期はどうだったのか、ふと思い出してみた。ひとつ言えることは、頭がパンパンに張れるくらい毎日「エロ」いことを考えていた。寝ても覚めても「エロ」、学校の帰り道でも「エロ」、身体の半分は「エロ」で出来ていた。でもこれは正常なことであってなにも恥じるべきではない。きっとここで「エロ」を抑圧したら、このエネルギーのベクトルが間違った方向に向いていただろう。映画の感想を書く予定が自分の「エロ」の話になってしまった。 さて、話は戻るが、思春期は性格形成にとって重要な時期、親として息子にできることはなんだろうかと日々考えている。ひとつ言えることは「干渉」するのではなく「鑑賞」してあげること。つまり親が自分を見ていてくれているという「安心感」を与えることなのかなと思う。さてこれからどんな風に成長するのやら。まあトンビはタカを生みませんから・・・。

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