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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】3月27日(日) 3日目:MRIの結果

どこかに自分の気持ちを吐き出さないと気がおかしくなりそうだ。
なのでnoteに日々の出来事を書くことにした。

アメリカはtax returnのシーズンだ。
毎年我が家もこの時期は色々書類集めで大変だ。
ただ、長男がICUに居るため長男の書類を集めるのがそれ以上に大変だった。

長男のPCにはアクセスできない。
事故当時、ERで長男の貴重品を受け取った。その中に携帯電話があった。
その携帯のバイブレーションが鳴っている。
友人達からのメッセージだろうか?
試しに長男の携帯をアンロックできるか、パスコードを入れてみた。
誕生日を入れてみたら、簡単にアンロックできてしまった…。

アンロックできたことでemailにもアクセスできた。
これがラッキーなことで、email宛にlost passwordを送信させ、アクセスできなかった長男のtax関係の書類を取り出すことができた。

今週で大学の春休みも終わりの次男を車に乗せ、まずは次男の大学の寮に行き彼をdrop off する。
長男は日々よくなっているので、安心して残りのtermをがんばるようにと伝える。

その後、夫と病院へ。
日曜日ということで病院内も静かだ。
病室に着いたら長男のベッドがない。
今日はMRIを撮ると聞いていたので、そのためだろう。

MRIから長男が戻ってきた。
長男の頭から脳圧測定用のチューブが抜かれていた。点滴の数も減っているようだ。
と、長男が動いた。びっくりした。
両腕を上げようとしてる。体をひねらせようとしてる。
声をかけると目を開けた。
私たちの声に反応したのか?
ただ、目が上を見ている。とても心配だ。

心配になってナースに色々聞く。
「don't jump to the conclusion」
彼女の答えはいつもこうだ。
勝手に結論には達してはダメだ。
日々、容態がよくなっている長男。希望を持て、ということなのか。

MRIの結果はなかなか出ない。
夕方5pm過ぎになったので家路につくことにする。
その途中、PA: physician assistantから夫の携帯に電話が入る。

運転中の私は、その会話が気になる。胸がドキドキする。
結果はどうだったのだろう?

自宅に着き、夫からMRIの結果を聞く。
なんでも、脳全体でneuronが切れたり、剝がれていたりしてるらしい。
それがどのように息子の脳に影響を及ぼすのか分からない。
PAが言うにはthinkingに影響があるのでは?とのこと。
でも、今の状態では先のことは不明だ、とのことだ。

ネットで脳のneuronをサーチ、自分で情報収集する。
長男はリハビリでよくなるのか?
脳のneuronは運動することによって新しく生成される、本当か?
サンバイオのSB623-再生医療(再生細胞薬) の記事を見つける。
長男と同じように事故にあり、リハビリをして3年後に鉄人レースに出た人の記事を見つける。

希望はまだある。諦められない。


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