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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】3月25日(金) 1日目:折り鶴

鬱状態の次男は連れて行かず、夫と病院へ。
昨日よりも顔の腫れが引いていて、尿の色も血が混じっていた昨日よりはだいぶクリアな色になっていた。

相変わらず寝ている長男。安静が必要のため薬で眠らせているらしい。
夫に聞くと「マイケルジャクソンが過剰摂取で亡くなった時に処方されてた薬だから、相当強い鎮痛剤だよ」と教えてくれた。
それ以外にも沢山の薬、点滴が繋がっている。

朝、家を出る前にYouTubeを見ていたら、広島の折り紙博物館をやっていた。
そうだ!折り紙を持って行き病室で鶴をおろう。

病室内で祈るようにして鶴を折る。

ICUで長男を担当してくれているナースのチームは本当にすばらしい。
入院している病院は州内でもトップのshock trauma center のある病院。
立地している場所が、マイノリティの人口が多いエリアなので病院内で働いている人やナースもマイノリティの人が殆どだ。
私の中でのマイノリティの人への価値観が変わった。
心のどこかで私は彼らをあまり評価していなかったのかもしれない。
しかし、この病院で働いている人たちは本当に素晴らしい。誇りをもって仕事をしてる。笑顔は絶やさない。どんな質問にも答えてくれる。
生死をさまよっている長男を24時間看護で助けてくれている。

3pmにCTをするというので、一旦病室を出て待合室で待つ。
CT終了後に病室に戻り、巡廻してきた脳神経外科医の説明を聞く。
脳の腫れもなく、出血も小さくなっているとのこと。
安心した。

長男担当のナースから、
「彼のような患者を何百、何千と見てきている。彼は若いから希望を持って。」
「fingers crossed」

家に戻り次男に担当ナースが言っていたこと、CTの結果を話す。
前向きに考えよう、長男は必ず家に戻ってくる。
夫は毎回こう言う。
「bring our kid home, that's all」
負けるな、長男!

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