【突然交通事故にあった長男の闘病日記】12月20日(火) 271日目:drop the ball
drop the ball:重大な誤りを起こす
間違いなく、ここはアメリカだ。
明日予定されていた長男の眼球陥凹の手術はキャンセルになった。
Dr.のオフィッスが長男の保険会社からのリクエストの書類を出していないため、保険会社が手術の費用をカバーしないと言っている。
病院側も保険会社のauthorization(許可)が取れていないので、手術はできないとのこと。
今日の午後に夫が保険会社に連絡し、Dr.のオフィッスから補足書類がまだ届いていない、と言われた。
その後、夫が大学病院のDr.のオフィッスの担当者に連絡すると、今書類を作っている最中で数日後に保険会社に提出する、とのこと。
これらの作業は一ヶ月前には終わっていないといけないことだった。
それが、手術一週間前に何も出来ていないことが分かった。
「Dr.のオフィッスの担当者はdrop the ballをした」
と言う夫。
夫が病院に電話するまで手術は予定されていた。
電話した途端に
「ちょうどキャンセルになったところだ」
と言われた。
いやいや、病院側から患者側に電話するのが筋だ。
病院の担当者は自分達の過ちを一切認めていない。
長男の手術は1月中旬くらいに延びるだろう、と言われた。
また一ヶ月待つことになる。
おまけに、アメリカの保険システムは1月1日に全てリセットされるので、1月に手術が延びると、また高額な医療費の請求がくることになる。
夫が保険会社に聞いたところ、手術の際の自己負担額は$6000くらいになるだろう、とのことだった。
12月中に終わっていれば、一切の支払いは不要だったのに。
あまりにも理不尽な対応なので、夫は病院宛に事の顛末をレターに書いて送ると言っている。
あまりに酷いカスタマサービス。
こんな悔しい気持ちで新年なんて迎えられない。
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