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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】12月21日(水) 272日目:本当だったら...

今日が長男の眼球陥凹の手術の日だった。
が、病院と保険会社との意思疎通ができていなく、直前になってキャンセルになった。

こんなことが起きても長男は特に気にしていなかった。

職場の上司には事前に手術の為、シフトから外してもらうようにお願いしていたらしい。
が、手術がなくなったため今日のシフトが入ったようだ。

私はまだ怒っている。

「だからアメリカ人は役に立たないのよ」
「ここはアメリカ、もうあきらめてるし」
とブツブツ文句を言っていると、夫が
「アメリカ人全員がそんな人達ばかりじゃない!」
と言い返してきた。

いや平均してみると、その割合は日本人に比べはるかに高い。

20年以上住んでいて、こういうことは慣れてきていた。
しかし、プロフェッショナルなサービスを期待していたところで、こういうことが起こると本当にガッカリする。

文化の違い、教育の違い、そういうものが全て背景にある。

私はアメリカに引っ越してきた当初、コミュニティカレッジで英語のクラスを取っていた。

そのクラスには、ペルー人の女性歯科医、イラン人の女医、イラク人の女性、中国人の女性、など 十数人がいた。
なぜかクラスには男性はいなかった。

土曜の朝8:30にクラスが始まるのに、クラスには私含め数人しかいない。

ブラジル出身の男性の先生が
「みんなが来るまで待ってみよう」
と言った。

全員が揃ったのは1時間後の朝9:30。
そこから授業が開始。
たしか2時間半の授業なのだが、1時間半で終わった。

殆ど朝8:30から授業が始まったことはなかった。

この授業を受けるため、私は朝7:15には家を出ていた。

私としては授業料を払ってクラスを受講しているので毎回30分から1時間を無駄にされたようでとても嫌だった。
(もちろん、クラスの最終日に先生の評価をする際に、クラスの開始時間が毎回遅い、こっちは時間に対してお金を払っている、云々の苦情を書いておいた)

クラスの中でのあるトピックで、私はアメリカに来てあまりに時間にルーズな人が多いのが気に入らないということを言った。

すると、ペルー人の女性歯科医が
「どうしてそんなに急ぐ必要があるの?私の国では、遅れることや時間を守らないことが普通よ」
と言ってきた。

驚いた。
歯科医だから学も高いと思っていたが、考え方は違うんだと思った。

移民の国アメリカでは日本人が生活するには本当に厳しいと思う。
特に私のように、石橋を叩いて渡る、神経質、な人間にとっては。

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