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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】5月2日(月) 39日目: Rehabilitation Center 14日目

今日はリハビリ施設へ訪問できない日。

明日、長男が退院するので、大工さんに、お風呂、トイレ、玄関の階段、裏口から庭に続く階段に手すりを付けてもらった。

手すりの設置はリハビリ施設から指示されたものだ。

夫は、毎日、病院や健康保険会社、息子の職場の人事などと連絡を取り合っている。

長男に不利になることが無いように、と出来る限りのことをしている。
次男は私と夫との子だが、長男は私の連れ子。
夫からすると、長男は step son になる。
しかし、実の子と同じように愛情を持って育ててくれている。
本当に感謝だ。

夫はいつも長男との電話での会話の最後に
「I love you, son.」
と言う。

息子でもあるし、友達でもある、そんな関係だ。

夕方、長男に電話をする。

trach(気管切開)、胃ろうは、顎のワイヤーを外す時に一緒に外すことになったらしい。
顎のワイヤーが外れるのは5月16日。
2週間は胃ろうと syringe(注射器)を使っての食事になる。

「家に戻ると、ずっとベッドで寝てるの?」
と長男。

「ううん。今度は通いで理学療法士さんのところに訓練にいくのよ。」

「仕事は?」

「仕事は病休扱いになってるから、何も心配することはないよ。移動する予定だった新しい職場のことも今は考えなくていいよ。
今は、リハビリをして毎日元気になっていくことだけを考えるのよ。
他のことは一切何も心配しなくていいから。
3か月後にお医者さんがどのくらい回復したか検査をするらしいから、それまで頑張ろう!」

とりあえずの目標は3か月後。
どこまで回復しているか、だ。

医者からは、full recovery(完全回復)には1~5年かかると言われている。
長男はどのくらい時間がかかるかまだ不明だ。

ただし、full recovery 前に職場や社会に復帰できる。
長男は、事故前の記憶がだんだん戻ってきている。
しかし、事故による後遺症(頭痛、鬱、疲れ 等)があるので、それと上手く付き合っていく必要があるようだ。

今日はお店でバルーンを3つ買って、長男の部屋に飾っておいた。
少しでも笑顔が戻ってくれると嬉しい。

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