なにが問われているのかを見失わないために
まずもって、被害者やサヴァイヴァー本人、またその周囲の人々への丁寧なケアやサポートこそが求められ、為されるべきである。こうした認識を、軍隊ならび社会に構造化されている女性(または「男」でないもの)への暴力に直面したときのわたしたちに気づかせながら、一貫してこれらの暴力に抵抗し続けてきたのは、沖縄の女性たちであった。わたしたちがまず見習うべきはこうした人々の姿であり、そのなかで、絶えず各々が自らの日常の振る舞いをも問う必要に迫られるだろう。
今回の事件を前にして、問うべき自ら