やる気スイッチはいつ入る? 入れられる?
中学受験において、お母さま方が知りたいことの1つに「子どものやる気スイッチはどうやったら入るの?」
「そもそもやる気スイッチ、あるのかしら?」とお感じになっているのではないでしょうか?
私もそうでした。
コーチングスクールに入ってコーチングを学んだのも、「息子との会話にコーチングを取り入れたら、ツー太のやる気スイッチをポチッと押せるのでは?」という安直な考えが心の底にありました。
では、我が家の子どもたちのやる気スイッチは入ったのか?
というお話しをしたいと思います。
やる気のスイッチはあったのか?
結論から言いますと、やる気スイッチはちゃんと子どもたち、
持ってましたし、入りました。
でも皆さんが期待しているような早い段階ではありませんでした。
長男ワン太のやる気スイッチ
まず長男ワン太は6年の1月。
そう。
受験慣れをするために受けた1月校に全て落ちてからです。
第一希望の学校は2月1日に受ける学校でした。
「いよいよまずい」と気づいたらしく、1月校に落ちてからの2週間というもの、まさに「死にものぐるいで」取り組んでいました。
それまでは「次は何やればいいの〜?」と受け身の状態だったのに、
ようやく主体的に取り組みはじめました。
問題に取り組むときの集中力、やり直しをするときの本気度、簡単な問題を落とすまいという気概。
そういったものがそれまでとは大違いでした。
まるで別人のようでした。
そこから集中して過去問に取り組む日々。
とにかく連日、2月1日に受ける学校の過去問を何回も何回も解いたことを覚えています。
そのおかげで無事、2月1日に合格をいただけました。
次男ツー太のやる気スイッチ
そして次男ツー太。
1月校、2月校と受験が始まり。
1日、2日、3日・・・と受け続けましたが、なかなか合格がもらえず、
結局2月5日までもつれ込みました。
彼の「やる気スイッチ」が入ったのはようやくその段階になってからです。
2月5日以降も受験が続いたのですが、持ち帰った問題用紙、特に算数の問題用紙がそれまで受験してきた学校のものとはまったく違ったのです。
2月5日以前に受けた学校の問題用紙の余白。
まあ、ある程度は手を動かし、答えに辿り着こうという努力の跡が見えるものでした。
ですが、2月5日以降のもの。
何度も何度も、繰り返し検算をし、答えが出ない問題もあがき、悩み、苦しんだ跡で余白がないくらいに真っ黒でした。
その問題用紙から「どうしても受かりたいんだ!」という気持ちがそこからはひしひしと伝わってきました。
「ようやくスイッチが入った。」
そう確信できた瞬間でした。
その結果、無事に合格をいただき、いまはその学校に楽しく通っています。
やる気スイッチはどうやって押せる?
息子たちの様子を見ていて感じるのは
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やる気スイッチを押す魔法の言葉はない
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ということ。
受験を決めて受験塾に通っている間ずっと、2人の息子たちに私は
「頑張ってるね!」「大丈夫だよ」「クラス上がりたいね」
「こんな感じだとクラス、落ちちゃうよ」「スゴイじゃん!」・・・と、
ポジティブな言葉がけもネガティブな言葉がけも無数にしていました。
ですが、結局1月以降にならないと我が子たちの「やる気スイッチ」は入らなかったのです。
どんなに親があっち方向、こっち方向から
言葉や態度でプレッシャーをかけたり、励ましたり、脅したりしても「やる気スイッチ」は作動せず、むしろ逆効果になります。
じゃあどんな時に子どものやる気スイッチは作動するのか?
それは子ども自身が受験や目の前の問題に、向き合い、「解きたい」「合格したい」と思えた瞬間です。
なので、それがいつどのタイミングでやってくるかは子ども次第なんですね。
「やる気スイッチ」を作動させるのに親ができることは?
では、子どもが「やる気スイッチ」を作動させるのに親ができることはないのでしょうか?
私はあると思います。
例えば、子ども自身が受験や目の前の問題を「自分のことだ」と捉えられるように、
これをやったらどんないいことがある?
何が叶えられる?
どんな未来が待ってる?
その時、どんな気持ちだと思う?
いま、そのためにできることってなんだと思う?
と気づきを与えられるような問いかけをしてみましょう。
子どもの中に「そんな未来が待っているなら頑張ってみよう」、
「これをやった方が良さそうだぞ」と気づきの種をたくさん植える。
地道ですが、それが他人がしてあげられる方法なのではないかと思います。
また脳科学的には「楽しい!」と思えた時に「やる気スイッチ」が作動することも分かっています。
お子さんはどんな風に勉強に向き合っている時に、楽しそうですか?
集中していますか?
みんなと目標や時間を共有している時?
誰かのために頑張る時?
自分の目標が明確になった時?
取り組む内容自体に魅力を感じている時?
その子それぞれの資質を知り、それに合った関わり方、声かけをするのも一つのでです。
ツー太は当時、「誰かのため」資質が強い子タイプでした。
なので、「頑張ってるね!その姿を見てるとうれしいな」とポジティブな私の感情を共有することを心がけました。
そうすると嬉しいそうに机に向かっていました。
まとめ
今日は子どもの「やる気スイッチ」について書いてみました。
少しでもどなたかのお役に立てたらうれしいです(*^^*)
子どもへの声かけの方法、資質のタイプ診断(「脳傾向性診断」)をお伝えする講座をやっています。
我が家の経験をふんだんに取り組んだ講座もこちらから。
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